不動産屋の規模を聞いて、全員分のお菓子のような手土産を持っていきましょう。不動産屋が時間を取ってくれるわけですから、安いものでいいので感謝の気持ちを伝えましょう。

秘訣(3)
印象のよい服装・身なりにする

 不動産屋へ行くときは、男性なら背広、それも無難な色の背広に、ワイシャツ(白かせいぜい青まで)、ネクタイ(無難)で行くべきです。女性の場合は、ブラウスにジャケットなど落ち着いた格好で行きましょう。

 僕は、車から降りる際に、車の中で着替えます。これは最低限の社会常識だと思います。昨今、不動産屋のみならず、行政関係(役所)、金融機関もノーネクタイになりつつありますが、格好悪いので、服装から正すべきだと思います(クールビズに逆行していますが)。

 常識的な格好がいいといっても常識が崩れてきている昨今、なかなか伝わりません。少なくとも髪を整え、爪を切り、ひげは剃る(ひげを蓄えている人はいいですが、無精ひげはダメです)など、身なりを整えましょう

 靴は歩きやすいほうがいいので革靴とは限りませんが、色合いは地味なものがいいです。

『人は見た目が100パーセント』という漫画・ドラマがありますが、外見は内面の表れであり、外見はどうにでもできます。その部分が欠落していれば、不動産屋の印象も悪くなり、いい物件を紹介してもらえないかもしれません。

秘訣(4)
敬語で話す

 敬語で話しましょう。たとえ相手が年下でもそうするべきです。

 親しくないうちは、なれなれしく接したり、上から目線でタメ口になるのはもってのほかです。相手は笑っていても、どう思っているかは分かりません。僕自身、学生相手でも、公には敬語で話します。タメ口で話してくる学生もいますが、これまでどういう教育を受けたのだろうと思います。

秘訣(5)
店の外観・店内をチェックする

 不動産屋の外観がきれいか、雰囲気がどうか、店内の様子を探ります。ある程度散らかっていても問題ありませんが、いくらなんでもひどいという場合はあまりいい不動産屋ではありません。

 また、こぎれいすぎて商売感がない場合もあります。要は自分にとってしっくりくるかどうかです。担当者以外の従業員や責任者、経営者(社長)の様子、ほかの客や電話への応対もチェックします。

 個人情報が机の上に出しっぱなしなんてことも珍しくありません。取引をするようになれば、何年も顔を出すことになるので、こうしたところから不動産屋の良し悪しを確認しておきます。