「どんなお客様に来てほしいか」を
最初から説明することがポイント
店主さんが口下手で、えらく無愛想なお店があったとしましょう。ならば最初からお店の紹介で、看板やチラシに「うちは無愛想だけど、最高の料理を出します」とでも書いておけばいいのです。お客様はそれを説明された上で、その店にやってきます。
そこで、「この店は無愛想だ。ひどい」などと、ネットに書き込んだ人がいたとします。すぐ批判が大量にくるでしょうが、それはお店でなく、書き込んだ当人に対してです。「最初から無愛想だと書いてあるでしょ」と。見当違いのクレームは、受け入れられないのです。
逆にいくらサービスがよく、味が美味しかったとしても、「ボリューム満点」をうたったお店で量が少なかったとしたら、クレームはすぐに広がってしまいます。
つまり、「どんなお客様に来てほしいか」を最初から説明することがポイントで、多くの悪評はミスマッチから起こるのです。
ミスマッチが多く起こるのは、これまでの営業が「誰でもいいからお客様を集めよう」だったからではないでしょうか。
しかしこれからは、広告を使って「こんなお客様を私たちは求めています」とアピールする時代になっていくのです。
より自分たちが望むやり方を打ち出し、より自分たちの個性を発揮したほうが、お客様の心をつかみ、成功する可能性が高くなる。売る側にとって、こんな素晴らしいことはありません。
株式会社アカウント・プラニング代表取締役
販促コンサルタント
広告制作会社時代に100億円を超える販促展開を見て培った成功体験をベースに、
難しいマーケティングや心理学を勉強しなくても
アンケートから売れる広告を作る広告作成手法を日本で初めて体系化する。
業界を問わず、お金をかけないで簡単にでき、即効性もあることから、
全国の公的機関、経済団体、フランチャイズ本部からセミナー依頼が急増し、
社内に仕組みとして取り入れたいという会社からのコンサルティング依頼は後を絶たない。
著書にアマゾン上陸15年「売れたビジネス書50冊」にランクインし、販促書籍のベストセラーとなった『「A4」1枚アンケートで利益を5倍にする方法 チラシ・DM・ホームページがスゴ腕営業マンに変わる! 』(ダイヤモンド社)などがある。