大切なのは、
「お客様への認知を上げ続ける」こと

 では、どれくらいの反応をもって、撒いたチラシが成功したか、失敗したかを判断するべきでしょうか?実をいうと、チラシに関していえば「何人からの反応があったか」を目安にしても仕方がない部分があります。

 というのも、1人のお客様を得ることによって、どれくらいの利益を得ることができるかは事業によって異なるわけです。

 新築住宅や大きなリフォームであれば、1件でもお客様と成約すれば大成功です。

 一方で料理店や小売店などであれば、継続的にある程度のお客様が来てくれなければ、利益にはなりません。

 チラシにとって大切なのは、反響に一喜一憂するのではなく、「お客様への認知を上げ続ける」を考えることです。

 だから反応がなかったからやめる、反応があったら行なうのでなく、つねに広告費として予算をプールしておくということです。

岡本達彦(おかもと・たつひこ)
株式会社アカウント・プラニング代表取締役
販促コンサルタント
広告制作会社時代に100億円を超える販促展開を見て培った成功体験をベースに、
難しいマーケティングや心理学を勉強しなくても
アンケートから売れる広告を作る広告作成手法を日本で初めて体系化する。
業界を問わず、お金をかけないで簡単にでき、即効性もあることから、
全国の公的機関、経済団体、フランチャイズ本部からセミナー依頼が急増し、
社内に仕組みとして取り入れたいという会社からのコンサルティング依頼は後を絶たない。
著書にアマゾン上陸15年「売れたビジネス書50冊」にランクインし、販促書籍のベストセラーとなった『「A4」1枚アンケートで利益を5倍にする方法 チラシ・DM・ホームページがスゴ腕営業マンに変わる! 』(ダイヤモンド社)などがある。