森田隼人(もりた・はやと)

1978年大阪府生まれ。大学卒業後、建築会社を経て25歳で国家資格を取得後、独立。デザイン事務所「m-crome」を設立。その後公務員を経て、2009年に東京・神田ガード下に「六花界」をオープン。「初花一家」「吟花」「五色桜」「TRYLIUM」等、出店した全てのレストランが多くのメディアに取り上げられ「肉と日本酒」文化を広めた。全店舗が予約が取れない名店となるばかりか、日本初となるプロジェクションマッピングを活用したレストラン「クロッサムモリタ」は建築家としても、クリエイターとしても、一つのエンターテインメントを確立した。さらには日本酒吟醸熟成肉(特許庁商標権取得済)等の調理技術も発明している。日本酒活動で功績が認められ「第12代酒サムライ」に叙任。世界初の移動式醸造発酵を考案し、「十輪~旅スル日本酒」は、オークション世界最高額である440万円の値段を記録した。また2020年農林水産大臣より「料理マスターズ」として顕彰。東京唯一の顕彰者として注目を浴びる。また、プロボクサーやモデル(ユニクロ等)の一面も持つマルチクリエイター。現在自身のブランドでのフランチャイズ展開を進めている。


2.2坪の激セマ焼肉店を超人気店にし、「クロッサムモリタ」「初花一家」「吟花」「五色桜」など今までの焼肉業界にないお店を次々に創造している、業界の風雲児・森田隼人の「経営哲学と具体的方法論」を紹介!

【目次より抜粋】

第1章 やりたいことだけをシンプルに詰め込んだ2.2坪
 ~小さなお店が繁盛店になった17の具体的考え方
◎2.2坪、家賃25万円の物件をあえて選んだ理由
◎繁盛店のメニューはシンプルで、なぜか「いつも同じ」である
◎お肉もシンプルに。塩も胡椒もタレもつけないようにした理由
◎価格は、商売人の志を表現するものであると同時に、お客様がつけるものでもある
◎たくさんの人のためではなく、一人のめちゃくちゃ刺さるお客様のために考える
◎「何でもある」より、「何にもない」環境から革新は生まれる
◎一人目のお客様から始まった「乾杯」というシステム
◎常連様になっていただくために。「3回爆笑するまで帰してはいけない」ルール
◎経営するすべてのお店が「不便さ」を軸に設計している理由
◎これまでも、これからも取引先は替えないと決めている理由
◎老舗の人気要素を分解して、再構築すると「革新的な店」になる ほか

第2章 2.2坪から150坪への哲学
◎常連様からは、お代をお会計ではなく「お月謝」としていただく意味
◎完全紹介・予約制の劇場型肉割烹「初花一家」
◎1日1蔵、女性幹事様限定の東京酒蔵体験「吟花」
◎酒屋さんとお客様をつなぐ日本酒ショールーム「五色桜」
◎圧倒的な体験と特別感を提供する「クロッサムモリタ」
◎店側に「これだけは守ってほしい」というルールがあってもいいほか

第3章 経営者としての哲学
◎同じ志を持つ仲間を集めるにはどうすればよいか?
◎探究心を持ち続けると、必要なものがどんどんそろっていく
◎もしも僕が総理大臣になったら、公約は「飲食店のチェーン化は10店舗まで」ほか

第4章 生き方の哲学
◎初心を忘れてしまったので、住所不定社長になりました
◎過去を振り返るマイマップと、未来を創造する人生の設計図
◎1年後は生きていないかもしれないと考えると、真剣に生きられる
◎チャンスには「ハイ」か「イエス」で答える
◎音楽って大切。行動のテーマ曲を作る
◎パターン化していくことで、がんばるストレスは減っていく ほか

第5章 シェフとしての哲学
◎「焼肉屋の人」からシェフになるまでの葛藤
◎ストレスで味覚がなくなって気づいた、食べ物と体の関係 ほか

第6章 人間関係の哲学
◎バラバラのお客様同士でも一体感が生まれる「うどん派か蕎麦派か」トーク
◎「肩書よりストーリー」の紹介術
◎クリエイターも経営者になる時代、グラビタスを鍛える ほか

第7章 コロナ禍の新たな挑戦「旅スル和牛」
◎牛と一緒に旅をした100日間
◎生産者の顔がわかるものを食べるということ
◎生き物を食べるということは残酷なことなのか? ほか