新商品「&e」発売と
インシュアテック宣言
2009年に誕生した東京海上グループのダイレクト系(通販型)損害保険会社、イーデザイン損害保険。20年度にようやく黒字化を果たしたが、グループ内では目立たない存在だった。
大量のテレビCMを投下し、売上高に相当する正味収入保険料で断トツのソニー損害保険に大きく水をあけられ、お世辞にも存在感があるとは言えなかった。
そんなイーデザイン損保が、21年度下期になって矢継ぎ早の改革を打ち出している。
本連載でも紹介した事故担当者マッチングサービス「私のタントウシャ」もその一つだが、11月18日にはこれまでのダイレクト系損保という東京海上グループ内の位置づけを、「インシュアテック保険会社」に“衣替え”すると発表。その上で、目玉商品として「&e」(アンディー)の販売を開始した。
(参照:「イーデザイン損保が密かに開発中の事故対応サービス、「私のタントウシャ」の中身と未来像」)
同社の狙いや構想は、具体的にどのようなものなのだろうか。また新商品「&e」はどのような特徴があるのだろうか。