悩みを頭から消し去る
3ステップ
サラタメ:悩みを消し去るのは、ザックリこの3ステップです!
1.相談するように書き出す→2.対処法を調べる→3.To Doに変換する
1.相談するように書き出す
まず、悩みやストレスが生まれたら、どこかに書き出すのは基本中の基本なので、真っ先にやりましょう。
「悩み」を見える化し、「自分は具体的に、何をどう悩んでいるのか」を明確にする作業です。頭の中でモヤモヤさせずに、いったん頭の外に出せればいいので「人に話す」でもOKです。ただ、紙やスマホのメモに文章として書き出すのが、「見える化」の手段としては最も効果的です。
サラタメ:“まるで誰かに相談するかのように”書くのが、とても大事なポイントです!
自分の悩みを、より客観的に観察できるようになります。
〈相談するように書き出す例〉
・私は今日、山根係長にこっぴどく怒られました
・「お前の話は長いくせに、要点がまったく伝わってこない。伝え方が親切じゃない。そんな人間の話は聞きたくない」とのこと
・「親切じゃない」という言葉がショックでした
・次回、係長に確認するタイミングが、もう今から怖いです……
・私はどうすれば、「伝え方が親切な人間」になれるんでしょうか?
2.対処法を調べる
相談文ができたら、対処法を調べましょう。一番効率的な方法は、その内容をもとに、信頼できる人に相談してみること。最もスピーディに的確な解決策にたどり着けます。
ただ、そんな心強い人がそばにいるラッキーな人ばかりではないでしょう。
手軽な手段でいえば「ネット検索」、信憑性の高い手段なら「書籍」を活用するのがオススメです。
サラタメ:例の悩み相談文を見ると、要は「伝え方」の悩みですよね。ビジネス現場で、要点を端的に伝える方法を、ネットや書籍を使って調べてみましょう。
マモル:(ふむふむ、いろいろ調べてみたら、「PREP法」っていう伝え方をすると、端的でわかりやすくなるらしいぞ)
(ちなみに「PREP法」はかなり使える伝え方のテクニックなので、本書P122で詳細に解説します)
3.To Doに変換する
ネットや書籍を駆使すれば、膨大な情報を収集できるはず。大半の悩みは、すでに誰かが苦労して解決済だったりするので、いろいろな解決策が見つかるでしょう。
ただ、その中からTo Do(行動予定)は3つ以内に絞ってください。最終的には、悩みをTo Doに変換するだけでなく、実行することに価値があります。
5つも6つもTo Doをつくっても実行できないようでは意味がありません。
マモル:よし! じゃあ、さっそく明日、山根係長に商談内容を報告するときは、「PREP法」に沿って伝えてみよう。
サラタメ:おー、とてもいい感じです!「山根係長に怒られた。しんどい」という悩みを、「明日は『PREP法』で伝えてみる」というTo Doに変換できましたね!
(本原稿は、サラタメ著『真の「安定」を手に入れる シン・サラリーマン』からの抜粋です)
・悩みを消し去るには、To Do(行動予定)に変換すること
・変換するために必要なのは3ステップ
1.相談するように書き出す 2.対処法を調べる 3.To Doに変換する