働きながら3年で、9つの資格に独学合格! 大量に覚えて、絶対忘れないノウハウとは?
「忘れる前に思い出す」最強のしくみ、「大量記憶表」を公開!
本連載の著者は棚田健大郎氏。1年間必死に勉強したにもかかわらず、宅建試験に落ちたことをきっかけに、「自分のように勉強が苦手な人向けの方法を編み出そう」と一念発起。苦労の末に「勉強することを小分けにし、計画的に復習する」しくみ、大量記憶表を発明します。棚田氏の勉強メソッドをまとめた書籍、『大量に覚えて絶対忘れない「紙1枚」勉強法』の刊行(2月9日発売)を記念して、本書の一部を特別に公開します。

試験当日の点数アップに効く「三種の神器」とは?Photo: Adobe Stock

点数アップに効く「三種の神器」

 試験当日の持ち物というと、受験票や筆記用具くらいと思うかもしれません。しかし私の場合、リスク回避とパフォーマンス向上のために次の「三種の神器」を会場に持参していました。

神器① 歯ブラシ

「なぜ歯ブラシ?」と思われるかもしれませんが、これはマストです。

 試験当日は、試験会場付近に早めに到着することがセオリーで、私もそれに同意します。となると、試験開始が午後だとすると会場付近で昼食をとることになります。

 何を食べるかにもよりますが、このときに食べたものが奥歯などに挟まってうまくとれなくなったらどうしますか?

 私はこの状況を経験したことがあります。試験会場である大学のキャンパス内でおにぎりを食べていたのですが、歯に何かが挟まり、いくらうがいしてもとれなくて、とても気になりました。

 歯ブラシを売っているコンビニを探したのですが、広いキャンパスの反対側まで行くことになりました。歯ブラシは無事購入できましたが、試験前の貴重な時間を無駄にしてしまったのです。

 歯ブラシさえ持参していれば、この危機は簡単に回避できます。1年に1度しかないチャンスだからこそ、回避できるリスクはとことん回避する。そしてそのための準備は妥協なく行う。それが9つの資格に合格した私の答えです。

神器② マスク

 今やコロナ禍の影響でマスクは必須になっていますが、マスクであればなんでもいいわけではありません。試験当日に使うマスクは、必ず事前に模試などで試しておくことをオススメします。

 コロナ禍になったことで、ちまたにはあらゆるマスクが売られていますが、つけ心地が商品によって大きく異なります。感染対策として有効なマスクであることは当然として、試験当日に使用するマスクについては、事前に使用して次の3点について確認しておくことが大切です。