就活本に初めて「自己分析」の考えを取り入れた本として
14年連続大学生協第1位のベストセラーを誇る『絶対内定』シリーズ。
その最新作となる『絶対内定2024-2026 インターンシップ』が刊行になった(3月2日発売)。今作は、2024年卒以降の学生向けのインターンシップ対策決定版となっている。その刊行を記念し、本書の内容を特別に公開する。
ただ内定をとるためだけではなく、「心から納得のいく進路が見つかる」「本当にやりたい仕事がわかる(やりたいことに気づける)」「自分らしく働ける会社と出合える」「入社してから『こんなはずじゃなかった』と後悔しない」ための1冊であることが大きな特徴だ。
これまで10000人以上に就職・転職指導をし、その第一志望内定率が93%というキャリアデザインスクール「我究館」がもつノウハウがこのシリーズには詰まっている。
コロナ禍で価値観が大きく変わるなか、会社選びも大きく変わってきている。
自分らしい働き方とは、生き方とは…、
今、じっくり自分と向き合う時間を『絶対内定』と過ごす就活生が増えている。

【24卒就活対策】インターンには必ず参加しよう! 得られる圧倒的な2つのメリットとは?Photo: Adobe Stock

インターンシップ参加で得られるメリットとは?

インターンに参加すると何が良いのか?

得られるメリットは年々増えているし、選考における存在意義も大きくなっている。

きみも先輩から聞いたことがあるように、社会を知る機会になっているだけでなく、内定に直結するものも増えている

いや、むしろ、大手企業、外資系企業、メガベンチャーという大きな括りの中で言えば、インターンはすべての業界で内定への入り口になっている。例外は当然あるが、多くの企業がインターン参加中に評価した学生に対して内定を出す。

今まではインターンを社会見学的な感覚で捉えている学生が多かったかもしれないが、現在では完全に選考の本番になっていると言えるだろう。

実際に、大手IT企業は内定の80%をインターン生から出していると聞くし、大手ネット広告企業も、内定の90%をインターン生から出しているという。つまり、インターンに参加していないという事実だけで、圧倒的に不利になってしまう企業が増えているのだ。

採用担当者に聞いても、

「インターン中に優秀だと思った上位10%の学生をリストにして人事部長に報告する仕組みになっている」(大手シンクタンク・採用担当者)

「インターン中に優秀だと思った学生には、次のインターンプログラムを紹介する。自社の中でも特にやりがいのある部署に参加してもらい、会議などにも参加してもらう。囲い込みを始めるようにしています」(大手IT・採用責任者)

30分ほどで終わる面接と比べても長い時間学生と向き合うことができるため、採用側も、能力の面でも人柄の面でもより慎重に見極めることができる。そのため、各社のインターン生から内定を出すことに年々力を入れるようになっているのだ。

日本では3年で3割の新卒者が退職する状態が何年も続いている。

採用ミスマッチは学生にとっても、企業にとっても、残念な結果だ。

企業との相性を長い時間をかけて双方が見極めるインターンを中心とした採用活動が盛り上がるのは、当然の流れとも言えるだろう。