早期・希望退職者募集のように表面化するものとは別に、こっそり行われる「ステルスリストラ」なるものが存在する。経営側があの手この手で人事制度に盛り込み、雇用の流動化は加速。気付けばあなたもステルスリストラのターゲットになっている。特集『ステルスリストラ 気付けばあなたも』では、4月11日(月)から19日(火)までの全10回にわたって、巧妙化したそのカラクリに迫る。
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#1 4月11日(月)配信
リコーが「管理職から転落」させる衝撃スキームを導入、新・人事制度の内部資料で判明
事務機器大手のリコーで4月、「リコー式ジョブ型人事制度」なるものが導入された。ダイヤモンド編集部は内部資料を入手。そこには管理職最下層が非管理職へ落ちていく衝撃のスキームが記されていた。
#2 4月11日(月)配信
ANA・JALのCAの苦境、出向先で大活躍する「コロナ美談」の陰で副業バイトに不合格の例も
コロナ禍は2年を超え、苦境が続く航空大手。大幅減収に見舞われたCA(キャビンアテンダント)が出向先の企業で活躍しているという美談の裏で、生活のためのアルバイトにすら不合格となるほど悲惨な例もある。
#3 4月12日(火)配信
アマゾン元社員が明かす退職勧奨の手口、退職受諾の補償金もECみたいに「価格変動」?
電子商取引(Eコマース)大手のアマゾンジャパンでは、元社員が裁判を起こすなど、人事制度に不満を抱く社員が少なくない。どのような運用がなされているのか。退職勧奨を受けた別の元社員が重い口を開いた。
#4 4月13日(水)配信
朝日新聞に追い出し部屋同然の「おくやみ部屋」誕生?ベテラン記者が大減給で訃報記事に専念
朝日新聞社が部数減少と大赤字に耐えかね、ついに本格的な地方の取材態勢の縮小に着手。あぶれたシニア記者を集めて閑職に追いやる部署を新設したが、社内では「追い出し部屋ではないか」との批判が上がる。
#5 4月14日(木)配信
アステラス製薬「早期退職650人は想定以上」、それでも退職者再募集の怪に業界ざわつく
国内製薬2位のアステラス製薬は2021年末までにMR(医薬情報担当者)らの早期退職者を募集し、想定大幅超えの約650人が応じた。それでも22年になって再び退職者を募集しているとの情報が広がり、業界がざわついた。
#6 4月15日(金)配信
フジテレビが50代希望退職募集の一方、HD取締役15人中「80歳超が6人」残留の衝撃
視聴率で日本テレビの後塵を拝し、業績もさえないフジテレビ。バブル期入社の50代社員から希望退職者を募る半面、グループ中枢を占める幹部には、過去の社内抗争を勝ち抜いた80歳超えのお歴々が居残る。この状況に未来はあるか。
#7 4月16日(土)配信
40代でリストラ候補に…中高年の「自衛術」を、追い出し部屋問題と戦った労組委員長が直伝
40代になればターゲットに――。年功序列は崩壊、社内ポストは減る一方で「肩たたき」の手法は複雑化している。「名ばかり管理職」「追い出し部屋」問題で闘ってきた労働組合委員長が、具体的なノウハウを伝授する。
#8 4月17日(日)配信
50代で保険営業から食品メーカーに転職の成功例も!中高年がキャリアを変える8つのコツ
シニアの転職は容易ではないが、成功例は増えている。自分の強みを見つめ直し、覚悟を決めて、思いも寄らない可能性を切り開いたケースもある。同業にこだわらず、失敗さえも糧にして新たなキャリアをつかむコツとは?
#9 4月18日(月)配信
リコー「追い出し部屋炎上」で進化した狡猾リストラ、内部資料ににじむジョブ型人事の問題点
日立製作所やNTTなどが次々と導入を表明した「ジョブ型雇用」とは一体何か。リコーの内部資料からその問題点をあぶり出し、「働き方改革」の議論でねじれた「ジョブ型」の言葉の意味と、導入企業の思惑を探る。
#10 4月19日(火)配信
アマゾンジャパン労組のキーマンが語る闘いの鍵、米アマゾンに労組誕生で「交流を密に」
米国でアマゾンにおける初の労働組合結成がこの4月に可決された。日本ではどう動くのか。アマゾンジャパン労組関係者が日本における闘いの鍵を明かした。
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