大学2022_劇変の序列・入試・就職#22Photo:PIXTA

就職活動でお得な国公立大学を知りたい人は必読だ。偏差値上は入りやすいのに、有名企業への就職率が高い「就職にお得な大学」はどこか?特集『大学2022 劇変の序列・入試・就職』(全24回)の#22では、主要企業400社への就職率が10%を超える全国83大学から国公立大学を抜粋してランキングを作成した。さらに主要大学の「学部別」の実就職率リストも掲載。“出口”から見た志望大学選びに役立つはずだ。(ダイヤモンド編集部 竹田孝洋、宮原啓彰)

地元の旧帝国大を就職で大逆転!
入りやすく“出口”も強い国立大

 本特集の#5(『偏差値は高くないのに有名企業への就職に強い【私立大学】ランキング!埼玉工大、金沢工…』)でも見たが、今春の大学卒業者の就職率(4月1日時点)は95.8%と、コロナ禍の影響によって2年連続の低下となった。

 そこで、目下の逆風でも就職に強く、かつ入試も入りやすいというお得な大学を探すべく、大学通信の協力を得て2021年春の大卒者の主要企業400社へのレバレッジ就職ランキングを作成。ここでは、その国公立大学編を掲載しよう。

 全国の国公立大学について、主要企業400社への就職率を「30%以上」「20~29.9%」「15~19.9%」「10~14.9%」のグループごとに、偏差値が低い順にランキングを作成した。

 中には、偏差値は入りやすいのに、就職はそのエリアの旧帝国大学をも上回る、お得な大学もあった。

 また、大学ごとに就職者数の多い企業ベスト3も掲載。さらに、付録として主要国公立大学の「学部別」実就職率リストも用意した。

 入試難易度(偏差値)と就職という大学の「入り口」と「出口」を両にらみできる必見のランキングだ。ぜひ参考にしてほしい。

 名古屋工業大学や九州工業大学、会津大学、金沢美術工芸大学など、大都市以外でも地方でキラリと光る大学がめじろ押しだ。