スピード社会の現代で、「時間をどう使うか」ということは「人生をどう生きるか」という問題でもあります。一川誠さんの著書『仕事の量も期日も変えられないけど、「体感時間」は変えられる』(青春出版社)では、個人それぞれの心身の特性やレベルに合った「時間との新しい付き合い方」や、体感時間を調整するためのアイデアや知見を紹介しています。「毎日もっと余裕があったらいいのに…」というあなたのその悩み、心理学で解決します!
あっという間に過ぎる時間と、ゆっくり進む時間があるのはなぜなのか?
たとえば、部屋でゴロゴロしながらスマホを眺めている「1時間」はあっという間に過ぎるのに、美しい自然の景観を眺めながら山歩きしているときの「1時間」はとても長くゆったりと感じられないでしょうか?
退屈な会議はいつまでも終わらないように感じるのに、大好きな友だちとの飲み会では、おしゃべりに夢中になって、あっという間に時間が過ぎませんか?
子どものころはそんなことは感じなかったのに、大人になると、「もう今年も終わりか。最近は1年が過ぎるのが早いな……」と感じることが増えてきませんか?
「そんなの当たり前でしょ」と思われるかもしれません。
でも、よく考えてみてください。
これはいったい、どういうわけでしょうか?