大手生命保険会社が相次いで参入するなど、空前の盛り上がりを見せている少額短期保険市場。「家財」「ペット」「生保・医療」「費用・その他」の四つの保険分野に、登録業者115社がひしめき、年間収入保険料も計1200億円を超えた。だがその一方で、相次いで登録業者が行政処分を受けるなど、コンプライアンス問題も露呈している。特集『動乱の少額短期保険 115社ランキング』では、清濁併せのんで成長を続ける少額短期市場の今を、8月29日(月)から全10回にわたり、ランキング形式で切り取る。(ダイヤモンド編集部 片田江康男)
#1 8月29日(月)配信
少額短期「保険料」総合ランキング2022【115社】光通信が買収攻勢でSBI・全管協・東京海上の“御三家”に肉薄!
少額短期保険市場の“御三家”といえば、SBI、全管協、東京海上の3グループ。だが、そこへ光通信が買収攻勢で肉薄していることが分かった。少額短期保険業者として登録している全115社の2021年度決算を基にした、最新版「保険料」総合ランキングをお届けする。
#2 8月30日(火)配信
少額短期「家財保険」ランキング!損保王者・東京海上vs老舗・全管協の一騎討ちの行方は?
少額短期保険の中で、最も手堅いといわれる分野が「家財」だ。トップ争いを演じているのは、東京海上グループと全管協グループ。2020年度、両社の収入保険料の差は約48億円だったが、果たして2021年度、その差はどうなったのか。
#3 8月31日(水)配信
「ペット保険」ランキング【損保&少短】アニコム&アイペットの独壇場!競争激化で中小は瀬戸際
市場伸び率が最も高く、新規参入や新商品投入が相次いでいるペット保険市場。少額短期保険業者が、アニコム損害保険とアイペット損害保険という2強に戦いを挑んでいる。有望市場の最新序列を明らかにする。
#4 9月1日(木)配信
少額短期「生命・医療」保険ランキング!光通信系がトップ3へ、DMM系も急進で下克上の兆し
保険の典型で、最もなじみのある分野が「生命・医療」。この分野でランキングを駆け上がっているのは、意外にも伝統的な保険会社傘下の少短ではなく、光通信とDMM傘下の業者だ。大手を食う下克上の兆しも見え始めた最新ランキングをお届けする。
#5 9月2日(金)配信
少額短期「費用・その他」保険ランキング!第一スマートとジャストインケースがコロナ保険で“ごっつぁん入賞”
スマホ保険や旅行キャンセル保険など、最も“少短らしい”分野が「費用・その他」。ここで上位に浮上したのが、コロナ保険で話題をさらった第一スマートとジャストインケースだった。ただし、コロナ感染症の爆発的流行という異常事態に保険料収入が押し上げられた面が強く、実力以上の“ごっつぁん入賞”ともいえる。
#6 9月9日(金)配信
コロナ保険で大失態のジャストインケース、「次の一手」は?金融庁も注視する騒動の顛末
新型コロナウイルス感染者の爆発的な増加を受けて、2022年4月に保険スタートアップのジャストインケースが行った入院一時金支払額の減額。既契約者に対しても遡及して適用したため、保険業界内外に大きな衝撃を与えた。粛々と準備を整えてきたジャストインケースの次の一手と、衝撃の余波についてレポートする。
#7 9月14日(水)配信
ペット保険、ペッツベストが2度目の業務停止の末に破綻で「大淘汰時代」に現実味
中堅ペット保険会社のペッツベスト少額短期保険が9月1日、実質的に破綻した。ペット保険各社に衝撃を与えたが、これはまだ序章にすぎないともいわれる。ペット保険市場には淘汰の波が押し寄せているのだ。ペット保険市場の厳しい先行きについて、レポートする。
#8 9月16日(金)配信
SOMPO傘下マイシュアランスと全保連が仕掛ける「家財保険」ゲームチェンジ、序列激変は必至
少額短期保険の「家財保険」の分野は、少短市場誕生時に参入した老舗業者がシェアを押さえており、ここ数年、序列変動がほとんど見られない。だが、SOMPOグループの少短、Mysuranceと家賃保証会社の全保連が、市場の“ゲームチェンジ”を起こす画期的な仕組みを導入している。既存業者が痛い目に遭うかもしれない、その仕組みを紹介しよう。
#9 9月21日(水)配信
100円で加入できる「熱中症保険」5万件の大ヒット!住友生命子会社に学ぶ“新鉱脈”
2021年以降、大手生・損保傘下の少短が新規参入したが、少短各社が注目するような成功事例はなかなか出てこなかった。ところが22年夏、住友生命子会社のアイアル少短がPayPayと組んだ商品がまれに見るヒット。少短と生・損保各社から、新たな“鉱脈”になり得ると注目されている、成功事例を分析する。
#10 9月22日(木)配信
少額短期保険協会会長を直撃!行政処分連発なのに「規制緩和」を求める真意は?
ペッツベスト少額短期保険やjustInCaseなど、少額短期保険業者に対する相次ぐ行政処分をどう受け止めているのか。また同時に規制緩和を求める真意とは何か。業界団体である日本少額短期保険協会の渡邊圭介会長へのインタビューをお届けする。
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