やってはいけない年末買い出し
その1:買い出しを先送りする

 年末の買い出しでやってはいけないことの一つ目は、「買い出しを先送りする」ことです。

「良いものは早くなくなる」というのは毎年のことですが、今年は円安によりその状況に拍車がかかっています。

 円安は、輸入品を割高にし、国産ものを相対的に割安にします。カニやエビに代表される年末に定番の海産物は、通常国産の方が値段も高いことが多いですが、今年はその価格差が狭まっています。そして、数量が限られるのは国産。必ずしも「国産=良品」というわけではありませんが、外国産の海産物も値上がりしている中、コストパフォーマンスの良いものは限られてくるでしょう。つまり、例年以上に早いもの勝ちという状況です。

 市場や小売店が年末モードになるのは、クリスマス後の26日から。そこから、豊洲市場に代表される市場での売りのピークは29日頃で、終わりが30日です(31日は休市)。魚屋やスーパーなど小売店の動きは、だいたいその1日遅れといった具合です。

 また、1日の入荷は、開店当初にされ、そこから閉店に近づくにつれ品物がなくなっていきます。いいものを選ぶには、買い出しをする時間帯も早めの方が良いでしょう。

 東京の代表的な買い出しスポットである築地場外市場を例に挙げると、日にちは12月29日までのなるべく早い日に、時間帯は午前9時から遅くとも11時の間には買い出しを済ませたいところです。