人種や言語、気候、時差について

意外と知らないニューヨークの歴史・特徴、先住民から土地を買った時の驚きの値段とは

ニューヨークってどのくらい広い?

 ニューヨーク市の大きさは約790平方キロメートル(305スクエアマイル)。

 東京都は2194平方キロメートルなので、ニューヨーク市は約1/3の広さです。比べてみると意外と狭いことがわかります。

ニューヨークの人口は?

 2020年のニューヨーク市国勢調査によると、人口は880万4190人です。

 東京都の人口約1398万人に対して、ニューヨーク市は約6割。ニューヨーク市は各国から人がやってきては去っていく街で、出入りが激しいことが特徴です。

 また、ニューヨーク市では女性の人口が男性よりも40万人近く多いので、女性が恋人を見つける難易度が高い街とも言われています。

どんな人が住んでいるの?

 ニューヨーク市の人種構成は以下のとおりです。

・白人 30.9%
・ラテン系(ヒスパニック)28.3%
・アフリカ系 20.2%
・アジア系 15.6%
・その他 5%
(2020年ニューヨーク市国勢調査)

 ニューヨーク市の人種構成は常に変動していて、現代の傾向としてラテン系、アジア系(主に中国人)が増加。反対に白人、アフリカ系、日本人は減少傾向にあります。

何語が話されているの?

 ニューヨーク市では英語が共通言語となりますが、そのほかにも200以上の言語が話されています。スパニッシュ系、中国系の人口増加に伴い、スペイン語、中国語も多く使われています。

ニューヨークの気候は?

 春(4月~5月)は短いですが、マグノリアやチューリップが一斉に花開き、優しい表情のニューヨークを見ることができます。ただし、4月はまだ寒く、冬の延長で雪が降ることもあります。

 夏(6月~8月)は蒸し暑く、最高気温は34℃以上まで上がります。夜は20時半頃まで明るいので1日を目いっぱい使えます。

 秋(9月~10月)は最も過ごしやすい季節で、気温は10℃~20℃くらいです。しかし10月に入ってしばらくすると気温が下がり、10月末になると夜には暖房を入れなければ過ごせないほど寒くなります。

 冬(11月~3月または4月)は長く、雪が降り、最低気温はマイナス20℃近くまで下がることもあります。気温差が激しく、1日で20℃近く上下することもあるので、気温に合わせて脱ぎ着できる服装にしたほうがよいでしょう。

 ニューヨークは、日本でいうと青森県とほぼ同じ緯度です。夏でも、地下鉄やバスなどの交通機関やレストラン内は冷房が強めに効いているので、薄手のウィンドブレーカーやカーディガン、ストールなどを携帯すると安心です。また、5月と11月は比較的雨が多いので、折り畳み傘を持っておくとよいでしょう。

日本とニューヨークの時差は?

 日本とニューヨークの時差は14時間。サマータイム(夏時間。3月第2日曜日~11月第1日曜日まで)では13時間の時差です。日本の方が半日ほど早く進んでおり、昼夜が逆です。電話を利用する場合は時間帯に気をつけましょう。