片づけの理想イメージはなぜか
同じようなフレーズで語られがち
年明け以降、新たな1年の目標・決意表明をあちこちで耳にしました。年末に大掃除や片づけを頑張った人の、「今年こそ家を快適な状態に保ちたい」という声もよく聞きます。
家での過ごし方や暮らしへのこだわりは、その家によって全く違います。ところが、片づけの目標はなぜかどこの家でも同じような「ゆるふわ」なフレーズで語られがちです。これは、私が整理収納作業で実際に訪問した先でもよく感じること。ゴールのイメージがぼやけているので、ヒアリングをして掘り下げていかないと、「何の作業から始めるべきか」が見えてきません。
もしかしたらあなたの目標も、同じような落とし穴にはまっていないでしょうか? 2023年の1月のうちに、その目標、修正しましょう。
私は、『家じゅうの「めんどくさい」をなくす』という本で、「人は『めんどくさい』という感覚には逆らえない」「だから、疲れてダメダメな時でも無理なく回せる仕組みを作ろう」と提案しています。
今回は、片づけにまつわる三つの「ゆるふわ」な願望やフレーズを題材に、そういった目標が片づけの「迷走」を招くことを解説しつつ、「チャレンジしやすい目標」に置き換えるためのヒントをお伝えしていきます。