・T:ユーザーを自然にプロフィールへ誘導する

 多くのユーザーは、アカウントのプロフィールを見た上でフォローするかどうかを考えます。そのため、投稿を見たユーザーをプロフィールページへと誘導する仕組みをつくります。

 ユーザーにストレスを感じさせることなくプロフィールに誘導するために、検証と改善を繰り返すことが重要です。

サイクルを常に回すことが大事

 前述の施策は、便宜上4つに分けたものであり、常に相関関係にあります。

 それぞれの施策の目的は、単独のものではありません。例えば、フィード投稿では「保存率」を高めることを重視しますが、フォロワーとの「親密度」を高める目的もあります。ストーリーズはフォロワーとの「親密度」を高めるための施策として紹介しますが、フィード投稿同様に「オリジナル」な情報であることが大事です。

書影『平均4.2カ月で1万フォロワーを実現する プロ目線のインスタ運用法』『平均4.2カ月で1万フォロワーを実現する プロ目線のインスタ運用法』(クロスメディア・パブリッシング)
石川侑輝 著

 また、本書では「P」「E」「C」「T」の順に記述していますが、実際にはそれぞれの施策を並行して進めていくことになります。

 そして、結果と指標とを照らし合わせて、常に改善を重ねていくことになります。どんなことも、やってみるまでは仮説に過ぎません。「仮説(施策)→実行→検証→改善」のPDCAサイクルをしっかり回すことが、何よりも大事です。

 結果が目標に届かないのであれば、どこに原因があるのかを分析します。それをもとに仮説を立て直して新たな施策を進めることで、必ず自分たちだけのベストプラクティスが見えてきます。