犬が「がん」と診断される平均年齢に「体重・性別・犬種が影響」との研究報告Photo:PIXTA

 犬ががんと診断される平均年齢には、体重、性別、犬種が影響しており、大型で純血種の雄犬は、比較的若い年齢でがんになり得ることが明らかにされた。研究グループは、「この知見は、犬のがんスクリーニングに関するガイドライン作成に役立つ可能性がある」と述べている。米PetDx社のJill Rafalko氏らによるこの研究の詳細は、「PLOS ONE」に2月1日掲載された。

 がんは成犬の主要な死因であり、人間と同様、早期に発見できれば効果的に治療することも可能になる。犬のがんスクリーニングは、主に、毎年の身体診察とルーチンで行われる臨床検査に頼っている。ただ、この方法は、前臨床段階のがんを検出する上では甚だ不十分である。近年、血液検査でがんを発見するリキッドバイオプシーが登場した。これは、次世代シークエンサーを用いて血液中のセルフリーDNAの塩基配列を解析し、そのデータを基にがんを発見するものである。研究グループによると、リキッドバイオプシーが登場したことで、犬のがんスクリーニングに関する議論は、「どのようにして行うか」から「いつ行うべきか」にシフトしつつあるという。