新型は便利で経済的なアメリカンSUV。7シーターのユーティリティと燃費に優れた直4ディーゼルを組み合わせ。サイズはミディアムクラス。本革シートをはじめ装備も充実している。
チェロキーの後継モデル
日本で使うのに最適な7シーター・ジープ
気持ちのいいクルマに乗った。ジープの最新モデル、コマンダーである。ひと昔前までコマンダーは大型ボディとV8エンジンを組み合わせたフラッグシップというキャラクターだった。憧れの対象ではあったものの、日本で乗り回すには、相応の覚悟を必要とした。
だが、新型はミディアムサイズに大変身。堂々としたアピアランスと、7シーターパッケージングをそのままに、ぐっとフレンドリーになっている。ボディサイズは全長×全幅×全高4770×1860×1730mm。エンジンはジープ初の環境と燃費性能に優れた2L直4ディーゼル(170ps/350Nm)。全長は同じ3列シートSUVのマツダCX-8(4925mm)と比較して155mmも短く、エンジン排気量も小ぶり。まさに日本で使うのに最適な7シーター・ジープといえる。新型は、実質的には昨年末に生産を終了したチェロキーの後継モデルとなる。