東京で飲食店を出すなら?計画作成をChatGPTに手伝ってもらう
ブレストや壁打ち、プロジェクトを作成する手伝いなどもできる。例えば、東京で飲食店を出すために、ChatGPTとブレストしてみよう。
東京で飲食店を出すならどんな店がいい? という質問には、東京は飲食店が多いので厳しい競争が予想される、とアドバイスしてくれた。インスタ映えに配慮した店舗デザインなど、納得のポイントも提示。カテゴリーとしては体験型レストランやテイクアウト専門店などをリストアップしてくれた。
筆者はバーが好きなので、バーを出す場合の商品ラインナップを聞いてみると、カクテルやビール、ワインなどを回答。当たり前のラインナップかと思いきや、カクテルならオリジナルカクテルで差別化、ビールなら地元の醸造所から仕入れるなど、具体的なアドバイスもしてくれた。
ビールを揃えるならどんなラインナップがいいか、とアドバイスを求めると、ラガーは3種、クラフトは10種、IPAは3種、スタウトは2種など、いい感じの構成を提案してくれた。
バーをオープンする際に提出しなければならない書類や、物件の契約に必要な手続きなども教えてくれる。マーケティング手法を聞いてもいいし、他店との差別化ポイントを聞いてもいい。
他社事例や最新のテクノロジーなどは回答してくれないが、一般的な内容であれば、体系的に分かりやすく、素早く回答してくれる。ざっくりとしたブレストであれば十分に実用レベル。
今回の記事ではChatGPTの無料版を利用している。無料版はGTP3.5がベースだが、有料版ではGPT4ベースのChatGPTも利用できる。こちらはさらに精度が向上している。
ChatGPTを使いこなすには、的確な指示が必要になる。具体的に回答可能な質問をすれば、瞬時に価値のある答えが返ってくる。これは、普段仕事をする際のスキルにも通ずる。部下や同僚にタスクを振る際に、きちんと依頼ができる人であれば、ChatGPTのパワーを最大限活用できるはずだ。とんちんかんな返答が返ってくるようであれば、質問の仕方が悪いと考えて、質問し直してみよう。
ChatGPTを活用すれば、仕事の効率は格段に向上する。任せられるところはAIに任せ、人の能力はもっとクリエイティブな部分に集中させて、アウトプットの量と質を高めていこう。次回は、ChatGPTと他のツールを組み合わせて使う方法を紹介する。