ChatGPTで英文メールを自動作成、DeepLで翻訳
ChatGPTは日本語で利用できるが、実は、英語で質問するとより早く回答してもらえるだけでなく、回答内容も充実していることが多い。例えば、以下のような要望があるとする。
「ウイスキーの樽を販売しているスコットランドの企業にメールを出します。すでに購入済みの樽から、ウイスキーのサンプルを取得し、日本に発送してほしいのですが、その文面を英語で考えて下さい。何度かメールしているのですが、返事がありません。催促したいのですが、失礼な文面にならないようにしたいです」
メールの出し先はスコットランドの企業なので、英語でメールを書くことになる。英語が堪能な人なら問題ないが、多くの人は日本語でメールの文面を考えて、英語に訳すのではないだろうか。慣れていないと結構手間も時間もかかる作業だ。
これを、ChatGPTを使うとどうなるか? まずは上記の要望をそのまま入力すると以下のような文章が出力された。
Dear [Company's representative name],
I hope this email finds you well. My name is [Your name] and I am writing to you from Japan. We have previously purchased whisky barrels from your esteemed company, and I wanted to reach out regarding a request we made for obtaining whisky samples from the purchased barrels.
I understand that you must be quite busy, and I apologize if my request was unclear in my previous emails. I would like to kindly request your assistance in shipping whisky samples from the barrels we have purchased to our address in Japan. We would greatly appreciate your prompt attention to this matter as it would help us in our business operations and decision-making process.
If there is any specific information or documentation you require from us, please do not hesitate to let us know, and we will provide it promptly. We have always been satisfied with your products and services, and we look forward to your continued support.
Thank you in advance for your attention and cooperation. I hope to hear from you soon.
Best regards,
[Your name]
[Your company name]
[Your contact information]
■DeepLによる日本語訳
件名 日本向けウイスキーサンプル出荷のお願い-フォローアップ
【会社代表者名】様へ、
このメールがお元気であることを祈っています。私の名前は[あなたの名前]であり、日本からあなたに手紙を書いています。以前、御社からウイスキー樽を購入したのですが、その樽からウイスキーサンプルを入手したいという要望について、ご連絡させていただきました。
お忙しいとは思いますが、前回のメールでは私の要望が不明瞭だったようで申し訳ありません。この度、購入した樽のウイスキーサンプルを日本の私どもの住所に発送していただけるよう、ご協力をお願い申し上げます。私たちの事業運営や意思決定に役立つので、この件に迅速に対応していただけると大変ありがたいです。
また、具体的な情報や資料が必要な場合は、ご遠慮なくお申し付けください、迅速に提供いたします。私たちは、いつも貴社の製品およびサービスに満足していますので、今後ともよろしくお願いいたします。
ご留意とご協力のほど、よろしくお願いいたします。近いうちにご連絡をいただけると幸いです。
よろしくお願いします、
[自分の名前】
[あなたの会社名】
[あなたの連絡先】
自分の要望を伝えるだけで、ここまで書いてくれるというのはありがたい。追加の資料があれば言ってくれ、と下手に出ているのもいい。英語に翻訳する手間どころか、元の文章を考える必要までないのだ。