ここでの悩みのように、「あきらめが早い」「最後までやり切らない」といった「モチベーション」がマイナスにあらわれていることも、自分にとっての大きなエネルギーにできるのです。

「モチベーション」がマイナスにあらわれると

 では、なぜ「あきらめが早い」のでしょうか。

 それは、結果よりも「自分の気持ち」に重きを置いているからかもしれません。

 何かに取り組みながら、「自分なりのベストを尽くせばいい」「その姿勢だけでも評価してもらえるはずだ」と考えるクセはありませんか。

 たとえ、それが仕事などで、一度は自分が引き受けた案件だったとしてもです。

 相手としては、引き受けてくれたからには、最後まで責任をもってやり切ってくれるだろうと期待していたはず。それが裏切られた形になってしまいます。

 結果として「モチベーション」がマイナスにあらわれると、中途半端なところで挫折してしまい、それまで頑張ったぶんも報われず、いろいろと損することになってしまいます。

「モチベーション」がプラスにあらわれると

 ではどうすれば、モチベーションをプラスの出方にすることができるのでしょうか。

 マイナスからプラスへの変身のコツは、まずは「自分で目標を作る」ことです。

 誰かから任されたり、頼まれたりしたものではなく、「私は○○を達成する」と自分自身で決めて取り組みます。そうすれば、途中で折れずに最後までやり切る力が湧いてくるはずです。

 また、挫折しそうなときこそ、「私は○○を頑張る!」と、自分で決めた目標を誰かに伝えるのです。

「目標を紙に書き出して、自分の部屋に貼っておく」というようなアドバイスもあるようですが、それでは不十分。このような人の場合は、誰かに伝えて「引っ込みがつかないところまで自分を追い込む」ことで初めて、意思が固まります。

 結果として、たとえハードな目標でも、粘り強さは格段にアップするはずです。