2位は「ビズリーチ」で急成長
4位は“コンサル元祖”が創業
2位は、情報・通信業のビジョナルで平均年収は1119.9万円。中核事業の転職サービス「ビズリーチ」を軸に急成長を遂げ、21年4月に株式上場を果たした。
同社の南壮一郎社長に、第二の収益の柱と見込む「HRMOS(ハーモス)」や新規事業、M&Aを含む成長戦略の全貌をインタビューした記事、『ビズリーチで急成長のビジョナル南社長が描く未来図「全職種・全業種で雇用が流動化」』も参照してほしい。
3位はプロパストで、平均年収は1117.1万円。デザイン性の高いマンション開発で知られる不動産デベロッパーである。
1987年設立(前身会社、現在の社名に変更は91年)の同社は、08年秋のリーマン・ショック以降の不動産市況の悪化で経営難に陥り、10年には民事再生法の適用を申請。負債総額は500億円超に上ったが、株式上場を維持したまま再建を進めた異例の企業だ。現在は同じく不動産業のシノケングループが筆頭株主となっている。
4位はコンサルティングファームのドリームインキュベータで、平均年収は1086.5万円。創業者の堀紘一氏は、ボストンコンサルティンググループに長年在籍し、日本法人のトップも務め、日本における“コンサルティングの元祖”と評される人物である。
5位は大阪の不動産業、ファーストステージで平均年収は1056.2万円。大阪市内に投資用ワンルームマンションを数多く展開している。
ランキングの完全版では、6位以下も含めた全200社を掲載している。200社の傾向として、情報・通信業、サービス業、不動産業の会社が目立った。また、年収700万円以上の会社は42社あった。ぜひチェックしてほしい。
(ダイヤモンド編集部 柳澤里佳)