米アップルが4日発表した1-3月期(第2四半期)決算は、2四半期連続の減収となった。新型コロナウイルス流行下でアップルの売上高は記録的水準に達したものの、一部の製品に対する需要には陰りが出ている。売上高は前年同期比3%減の948億ドル、純利益は3%減の242億ドルで、いずれもアナリスト予想は上回った。ファクトセットによると、市場予想は売上高が929億ドル、純利益226億ドルだった。2四半期連続の減収はここ10年で3度目。スマートフォン「iPhone(アイフォーン)」の売上高は約1.5%増の513億ドルとなり、アナリスト予想の487億ドルを大幅に上回った。iPhoneの中でも、高級機種に消費者の人気が集中する傾向が続いた。調査会社コンシューマー・インテリジェンス・リサーチ・パートナーズによると、「iPhone 14 Pro Max(プロマックス)」は1-3月期のiPhone売上高全体の24%を占めた。その後は「iPhone 14 Pro」が22%で続いた。
アップル、2四半期連続の減収 1-3月
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