選別される生保・損保・代理店#8Photo:Terry Vine/gettyimages

有名国立大学を卒業し、誰もがうらやむ東京海上日動火災保険に入社したにもかかわらず、同社を去り、コンサルティングファームに転じる決断をしたのはなぜなのか。特集『選別される 生保・損保・代理店』(全28回)の#8では、その理由に加え、損保社員の転職事情についても話してもらった。(聞き手・構成/ダイヤモンド編集部 藤田章夫、片田江康男)

※2022年5月19日に公開した有料会員向け記事を、期間限定で無料公開!全ての内容は取材当時のままです。なお、6月中旬から『保険特集2023』がスタートします。ご期待ください!

【座談会参加者】
・やなぎ:元東京海上日動火災保険社員(Twitterアカウント@yanagi_092)。30代後半、有名国立大学文系卒、損害サービスと本社のコーポレート部門 「東京海上・残酷日記」が業界で話題
・A:元東京海上社員。20代後半、有名国立大学理系卒、損害サービス
・B:元東京海上社員。30代半ば、有名国立大学文系卒、地方営業・企業営業

超人気企業、東京海上日動を
去ったそれぞれの理由

――東京海上日動火災保険を辞めて転職されましたが、辞めるきっかけは何だったのでしょうか。

B:地方のみならず、東京でも勤務していましたが、このまま東京海上にいても、各地を行き来する“参勤交代”の人生しかないなと思いました。ルーティンの業務をやり続けることになりますし、これ以上、仕事を通じて新しいことを学べることもないだろうし。そこでキャリアチェンジしました。