「このまま」今の仕事を続けても大丈夫なのか? あるいは「副業」をしたほうがいいのか? それとも「起業」か、「転職」をすべきなのか? このように感じたとしたら、それは皆さんの考えが正しい。なぜなら、今感じているお金に対する不安は、現実のものとして近づいているからです。無収入となる65歳から70歳、もしくは75歳までの空白期間を、自己責任で穴埋めしなければならなくなる未来が、相次ぐ法改正でほぼ確定しました。
そんな人生最大の危機がいずれ訪れますが、解決策が1つだけあります。それはいますぐ、「稼ぎ口」を2つにすること。稼ぎ口を2つにすれば、年収が増えて、節税もでき、お金が貯まるからです。『40代からは「稼ぎ口」を2つにしなさい 年収アップと自由が手に入る働き方』では、余すことなく珠玉のメソッドを公開しています。受講者は6000人に及び、その9割が成功。さぁ、新しい働き方を手に入れましょう!

AIに仕事を奪われる前に「2つ目の稼ぎ口」を今すぐ見つけようPhoto: Adobe Stock

サラリーマン人は、AIに仕事を奪われる?

 人工知能(AI)研究の世界的権威レイ・カーツワイルは、2045年にAIが人間を超えると2005年に発表しましたが、AIが私たちから仕事を奪う時代にすでに突入しています。

 ChatGPTなどのAIチャットを試した人は、AIは事実と嘘を織り交ぜて「もっともらしい文章」を上手に作れることに気づかれたと思います。ある意味AIは、人間的な側面を持ち合わせているようです。

 すでにAI将棋やAI囲碁などがプロ棋士を打ち負かし、AIイラストやAI作曲、AI小説なども市民権を獲得し始めました。

 ロボットが、工場労働者や電話交換手、改札の切符切りなどの仕事を奪ったように、意外と早い時期にAIが私たちを職場から駆逐するかもしれません。

 そうなると、雇われる働き方の多くはブルシット・ジョブ(クソどうでもいい仕事)になります。マニュアル通りにやれば誰でもできる仕事なので、最低賃金しかもらえません。

 税金と社会保険料はこれからも増え続けますし、年金の受取年齢も後ろ倒しになります。そのうえ、収入が減るとなれば、老後資金を貯めるどころの話ではありません。

節約と資産運用だけでは乗り切れない!?

 産業革命を凌駕する未曾有の変化の時代の真っ只中、何が起きるかわかりません。流行に乗って「FIRE」を始めた大勢が株や為替の乱高下で撤退を余儀なくされたように、節約と資産運用だけで乗り切れるほど甘くはないようです。

 雇われる働き方が前途多難で、節約と資産運用でも乗り切れないとなると、いったいどうすればいいのか?

 残された道は「雇われなくても稼げる人間になる」しかないのかもしれません。もちろん、だからといって、いきなり起業独立するのは早計です。

残された選択肢は「稼ぎ口二刀流」一択か?

 そこで転ばぬ先の杖として、早めに「2つ目の稼ぎ口」を見つけてはいかがでしょうか。雇われる働き方で一定の収入を確保できている今のうちに、別の収入源を模索するのです。元手や時間がかからない稼ぎ口はいくらでもありますし、副業禁止の就業規則に違反しない方法もあります。

 後から慌てても後の祭りですので、先に「イチ抜けた」人のほうが、圧倒的に有利です。最初は「やるか、やらないか」の違いだけですから、入り口のチャンスは平等です。でも、どっちを選ぶかで、未来という結果は、確実に不平等になります。今は、そこに気づけただけでも、ラッキーと考えましょう。まずは、お金も時間も失わない簡単なことから、やってみてはいかがでしょうか。

**本記事は、『40代からは「稼ぎ口」を2つにしなさい 年収アップと自由が手に入る働き方』著者による書き下ろしです。