3位みずほと4位三菱までは
年収1000万円超

 3位は、みずほFG(東京都)で、平均年収は1044.2万円(同2072人、同41.2歳)。

 同社は20年7月に元みずほ社員で構成する「〈みずほ〉アルムナイネットワーク」を立ち上げ、中途退職者のコミュニティづくりに着手。現在は、「カムバックアルムナイ採用」と称し、出戻り社員の採用も行なっている。

 4位は三菱UFJFG(東京都)で1029.1万円(同3069人、同40.1歳)だ。トップ5のうち、従業員数が一番多い。

 5位はほくほくFG(富山県)で994.8万円(同73人、同51.3歳)だ。トップ5のうち、唯一の「東京以外に本社がある会社」だ。また、前述の三菱UFJFGとは対照的に、トップ5の会社の中で、従業員数が一番少ない。

 なお、ランキングの1位から5位まではホールディングカンパニーもしくはフィナンシャルグループであり、そこで働く従業員はグループ企業の「エリート層」である。

 傘下の事業会社に比べ、少人数であることが多く、そのため、総じて平均年収も高額になる傾向があることには注意が必要だ。

 ランキング完全版では、6位以下の全75社の順位と平均年収を掲載している。ぜひ確認してみてほしい。

(ダイヤモンド編集部 加藤桃子)

>>年収が高い銀行ランキング2022【全75社完全版】を読む