乱れやすい
現代人のホルモンバランス
●ホルモンはわずかな量で働く潤滑油
体内環境を維持するために欠かすことのできない自律神経ですが、もう1つ忘れてはならないのが「ホルモン」です。瞬時に反応する自律神経とは違い、ホルモンは血液によって運ばれながらゆっくりと働きます。体のあらゆる場所から分泌される物質で、現在わかっているだけでも100種類以上あります。
例えば、腸と脳から分泌されるセロトニンには、心を安定させる、自律神経のバランスや腸内環境を整える、過食を防ぐなどの役割があります。ストレスを軽減してリラックスさせてくれるホルモンで、別名「幸せホルモン」とも。朝、太陽の光を浴びると分泌されますが、ストレスが続くと減少。セロトニンが不足したままだと、うつや不安障害、睡眠障害になることがあります。