「アニメ第一話を金ロー放送」に対する世間の評価
小学館のやる気を喜ぶ声も
初回が金曜ロードショーという報を受けて、ファンは「本気で覇権を取りにきた」「作品への期待値の高さがうかがえる」「(週刊少年サンデーの出版社である)小学館の覚醒」などと好意的に受け取っているようだ。
また、とあるサンデーファンの話によると、一部の週刊少年サンデーファンの間では「ここしばらく小学館はやる気がない(自社担当作品を世に売り出そうとする気がない)、コナンは例外」というのが通説になっていたそうだ。それが、今回の金曜ロードショーの件は、「ついに小学館が、編集部が、やる気を出してくれた」とファンを喜ばせ、小学館再評価にもつながっているらしい。よくあずかり知らないかいわいの話ではあるが、世界の幸せの総量が増えるようなら何よりである。
公開されたPVで聞く限り、声優陣の演技も大変心地よさそうである。フリーレンの声は、耳にして「まさしくそれ、それ!」と思わずうならされた。
また、主要な登場人物である勇者ヒンメルが、たぐいまれなる性格イケメンで人気があることから、声優が誰になるのか、不安と期待の混じった注目が以前から寄せられていた。そして発表されたキャストは岡本信彦氏であり、『とある科学の超電磁砲』シリーズの「一方通行〈アクセラレータ〉」役や『鬼滅の刃』の「不死川玄弥」役など、ちょっとあぶないキャラの演技の印象が強かったため「大丈夫かな…」などとうわさされていた。しかしヒンメル役ではしっかりと落ち着いた、優しいイケメンの声を聞かせてくれていて、ファンは納得…どころか大喜びしているようである。