頑張っているのに成果が出ない。どうすればいいのか、途方にくれる人も少なくないだろう。そんな人たちに話題となっているのが、『1位思考──後発でも圧倒的速さで成長できるシンプルな習慣』。「ビジネスリーダー1万人が選ぶベストビジネス書 TOPPOINT大賞2023上半期ベスト10冊」に選抜された本だ。創業9年目で売上300億円にしたアンカー・ジャパンCEOの猿渡歩氏、初の著書でもある。猿渡氏は「適度にサボると生産性は上がる」という。コンサル→ファンド→27歳アンカー・ジャパン入社→33歳アンカーグループ最年少役員→34歳アンカー・ジャパンCEOになった著者が、参入したほぼ全製品カテゴリーでオンラインシェア1位になった秘密は、シンプルな6つの習慣にあった。本書の一部を抜粋しながら急成長の秘密を明らかにしていこう。

1位思考Photo: Adobe Stock

試行回数の源泉は体力

 前回の最後に、

 睡眠は、下記の「成果の公式」にある「インプット×思考回数×試行回数÷時間」の源泉なのだ。

成果の公式

 成果=「インプット×思考回数×試行回数÷時間」×「ミッション×バリュー」

 と書いた。

 いくら頭がよくても働かなければ成果は出ない。

「インプット×思考回数」が多くても、「試行回数」がゼロでは表面的には何も起こらない。

 実際に手を動かして分析したり、足を動かし現場に行ったりすることでよい仕事ができる。

 試行回数の源泉は体力

 健康はなにより大切だ。

 健康を失うとすべてを失う。

 熱が出るとパフォーマンスは下がるし、ケガで入院したらその間は何もできない。

 どんなに優秀な人でも寝込んでしまったら何もできないのだ。

フットサル部を兼部した理由

 運動という点では、私が中学、高校時代に将棋部に入っていたことは本書で触れたが、高校時代はフットサル部を兼部していた。

 米国の大学ではフットサル部がなかったので先輩と一緒に創設した。

 実はサッカー部はあったのだが、ハードな練習に毎日出なければならなかった。

 英語力の向上はもちろん、留学中は必死に勉強する必要があり、運動不足解消を目的として金曜と土曜の夜だけ緩く楽しむためのクラブを新たにつくることにした。

 今はフットサルをやる機会はあまりないが、代わりの運動として筋トレをしている。

 筋トレは達成感を得やすくストレス解消にもなるので、読者の中にも心身の健康管理を目的に取り入れている人も多いかもしれない。

 健康管理ができれば手段は何でもいい。

 体力や健康を損なうと「成果の公式」の前提が崩れてしまうので、そうならないよう気をつけることは、当然だがなにより重要である。

(本稿は『1位思考』の一部を抜粋・編集したものです)