店主によるメニューのおすすめ解説なども表示するChompyの注文画面
店主によるメニューのおすすめ解説なども表示するChompyの注文画面

個人店をエンパワメントし、毎日の食を豊かにする存在に

今後はアプリの受付時間を延長するとともに、対応地域を徐々に拡大していく。具体的な拡大ペースは明かされなかったが、一気にエリアを拡大する予定はなく、地域ごとにマネタイズできる状態を作ることを優先するという。

新型コロナウィルスの拡大によって一気に注目を浴びたフードデリバリーだが、今後もその流れは続くと大見氏は予想する。また、アマゾンや楽天ばかりが目立っていたEC領域にBASEやSTORESが登場し、個人や中小のネットショップが増えたように、これからは飲食業界でも「個人化」が進むと指摘。もともと外食産業における全国チェーンの割合は高くなかったが、フードデリバリーの登場によって作り手とエンドユーザーとつながることがより大事になると見込む。

「こうした流れを踏まえると、(ECでもSEOが重要視されるように)これからはフードデリバリーサービスのトップに表示されることが、『駅前の一等地に店を構えること』と同じくらい重要になるでしょう」(大見氏)

しかし、現状ではその位置をチェーン店が占めているケースがほとんど。そんな中で、各店舗の魅力がはっきり伝わるようにし、個人店をエンパワメントすることがChompyの役割だと大見氏は言う。

売り上げなどの数値的な目標は明らかにしていないが、大見氏はChompyの長期的な目標について「週に2回以上利用する、日常に寄り添ったフードデリバリーサービスに成長させること」だと説明する。

「現状では、フードデリバリーの利用頻度はせいぜい月に2回程度でしょう。しかし、価格やUIを改善していけば、より身近な存在になるはず。Chomyを通じて魅力的な飲食店を発見してもらい、毎日の食を豊かにできればいいと思っています」(大見氏)