またSOELUではオンラインヨガサービスから総合型のフィットネスサービスへの進化を目指し、プログラムのラインナップを大幅に強化してきた。従来8〜9割を占めていてヨガの割合は現時点で6割ほど。その一方でダンササイズや筋トレ、エアロビ、ラジオ体操などのレッスンを拡充したことが、年齢層の拡大だけでなく、男性会員の増加にも繋がったという。

SOELUによると、以前は少なかった50歳以上のユーザーが増えているという
SOELUによると、以前は少なかった50歳以上のユーザーが増えているという
もともとは女性用のサービスとしてスタート。徐々に男性が参加できるプログラムも拡充し、男性会員の割合も増加傾向にある
もともとは女性用のサービスとしてスタート。徐々に男性が参加できるプログラムも拡充し、男性会員の割合も増加傾向にある

 

新型コロナウイルスはフィットネス業界に大きな影響を与えた。オフラインのスタジオやジムに通いづらい状況が生まれたのと並行して、オンラインフィットネスサービスが台頭。オンライン専業の事業者だけでなく、リアル店舗を保有する企業がオンラインにも取り組むパターンも含めて新規参入が相次ぎ“レッドオーシャン”になりつつある。

思うようにユーザーを獲得できず苦戦するプレーヤーもいる中で、SOELUが成長できた要因はどこにあるのか。蒋氏は自社の強みとして「豊富なライブレッスンの選択肢」「品質を担保するノウハウ」「自社開発の配信システム」を挙げる。

わかりやすいのが受講できるレッスンの数だ。冒頭で触れた通りSOELUでは1日あたり130本ほどのライブレッスンを毎日配信している。蒋氏によると他社サービスでは有力なところでも1日20〜30レッスンほどのところが多く、そこに大きな違いがあるという。

「レッスンのボリュームが多ければ、必然的にユーザーの選択肢は増えます。自分が希望する時間帯に、すぐに入れるレッスンがきちんと用意されていること。その環境がSOELUを選んでもらえる大きな要因になっています。月4000本に及ぶレッスンの品質を担保するため、(2017年のローンチ以降)3年間に渡って研修体制やモニタリング体制などの改善を重ねてきました。そこで培ってきたノウハウも強みです」(蒋氏)

レッスンの選択肢の多さはSOELUの大きな特徴。早朝や深夜のプログラムは定員に達してしまうものも多いという
レッスンの選択肢の多さはSOELUの大きな特徴。早朝や深夜のプログラムは定員に達してしまうものも多いという

SEOLUでは当初から「自宅で運動を継続してもらうこと」を重要視し、あえて録画配信ではなく、一定の「強制力」が伴うライブレッスンにこだわってきた。

早朝から深夜まで、通常のジムやスタジオが開いていないような時間帯でもリアルタイムのレッスンが取り揃えられているのは同サービスの最大のウリだ(SOELUでは録画レッスンも配信しているが、メインはあくまでライブレッスン)。

今春からは各レッスンごとに、双方向で繋がってインストラクターの指導を受けられる「ポーズチェック枠(12人)」と、ライブビューイングのように視聴専用の「ギャラリー枠(約80人)」を用意。「どうしても受けたいレッスンだけどすぐに枠が埋まってしまう」という声に対しても、少し制約を設ける形にはなるが対応できるようにアップデートしている。