もっと言えば、品詞を覚えて勉強していますか? この単語は名詞なのか、動詞なのか、形容詞なのか、動詞と名詞の2つがあるなら、動詞の場合はどんな意味で名詞の場合はどんな意味なのか。そういったことを覚えていますか?
おそらく覚えていないですよね。
大概の場合はそれでいいのですが、試験によってはこの部分を問われることもあります。
「これは動詞なのか名詞なのか答えなさい」とか「これは名詞ですが、この名詞の動詞形を答えなさい」という問題が出題されることもあるのです。
英語の試験の難しいところは、問題の種類が非常に多様だということです。
他の科目の試験・他の資格試験の勉強に比べて、圧倒的に問題形式が多く、「この勉強をしておけばOK」というものが極度に少ないのが英語の試験です。そこが、英語試験対策をする上で、最も難しいところだと言ってもいいでしょう。
だって、英単語の問題一つ取っても、こんなに勉強の力点を置くべきポイントが違うんですから。
だからこそ、過去問でしっかりと「何が出るか」を分析していないと、意味のない勉強になってしまうことがあるわけですね。何を勉強しなければならないかを理解するために、とりあえず一度、過去問を解き、分析するということが必要なのです。
過去問=一番効果的で有効な試験対策の教材!
さて、「過去問」について、みなさんはどんなイメージを持っているでしょうか?
過去に出題された、対策するべき問題集でしょうか? それとも、もう出題されることはない、あまり確認しなくてもいいものでしょうか?
過去問に対して持つイメージというのはさまざまだと思いますが、東大生が考えるイメージというのは決まっています。
「他の何よりも効果的な試験対策の教材」
それが過去問です。
試験対策として一番有効なのは、単語を暗記することでも、問題集を解くことでもありません。
「過去問を解くこと」なのです。
「過去問は、すでに出題された問題だから、もう出ないわけじゃん。それって解く意味なんてないんじゃない?」
このように考える人もいるでしょうが、それは完全に間違いです。
たしかに、全く同じ問題が出題されるパターンは少ないでしょう。しかし、それ以外のことは全部、同じなのです。
問題の形式、出題範囲、傾向やレベル……すべてが参考になります。問題の中身は変わっても、形式やレベルや対策方法は大きく変動することはほとんどないのです。
そして、言ってしまえば「それが解ければもう合格」なのです。自分が受けない試験でどんなに点数が酷かったとしても、自分が受ける試験の過去問でいい点が取れていれば、あなたの目標は達成できるわけです。
小学生が英検に合格できるワケ
ちょっと話が脱線しますが、最近、小学生が英検に合格することがよくあります。
東大カルペ・ディエム『東大生が書いた英語試験の攻略本』(大和書房)
「小学4年生が英検準1級を取った」なんてニュースがよく流れています。みなさんも見聞きしたことがあるのではないでしょうか? 我々もそのような天才児に取材に行くことがよくあるのですが、実際に会ってみるととても驚かされます。
「どんな天才児なんだろう」「きっと英語がペラペラなんだろうな」と思って会いに行くと、拍子抜けするほど普通の子なのです。ネイティブと英会話することもできないし、他の英語の試験だったら点数は全然取れない。
しかし、英検の過去問の対策だけを繰り返し実践しているので、「こう聞かれたらこう答える」というのが明確に見えていて、それを暗記している。だからこそ英検だけは高い点数を取ることができるのです。
小学生でも英検に合格できるというのは、そういう理屈なのです。
「過去問対策」を徹底しているからこそ、その試験でだけは点が取れる子が多いのです。
それほどまでに、過去問対策というのは効果を発揮するものであり、過去問の対策をすることが試験合格の最短距離だと言って差し支えないのです。







