もっと言えば、品詞を覚えて勉強していますか? この単語は名詞なのか、動詞なのか、形容詞なのか、動詞と名詞の2つがあるなら、動詞の場合はどんな意味で名詞の場合はどんな意味なのか。そういったことを覚えていますか?
おそらく覚えていないですよね。
大概の場合はそれでいいのですが、試験によってはこの部分を問われることもあります。
「これは動詞なのか名詞なのか答えなさい」とか「これは名詞ですが、この名詞の動詞形を答えなさい」という問題が出題されることもあるのです。
英語の試験の難しいところは、問題の種類が非常に多様だということです。
他の科目の試験・他の資格試験の勉強に比べて、圧倒的に問題形式が多く、「この勉強をしておけばOK」というものが極度に少ないのが英語の試験です。そこが、英語試験対策をする上で、最も難しいところだと言ってもいいでしょう。
だって、英単語の問題一つ取っても、こんなに勉強の力点を置くべきポイントが違うんですから。
だからこそ、過去問でしっかりと「何が出るか」を分析していないと、意味のない勉強になってしまうことがあるわけですね。何を勉強しなければならないかを理解するために、とりあえず一度、過去問を解き、分析するということが必要なのです。
過去問=一番効果的で有効な試験対策の教材!
さて、「過去問」について、みなさんはどんなイメージを持っているでしょうか?
過去に出題された、対策するべき問題集でしょうか? それとも、もう出題されることはない、あまり確認しなくてもいいものでしょうか?
過去問に対して持つイメージというのはさまざまだと思いますが、東大生が考えるイメージというのは決まっています。
「他の何よりも効果的な試験対策の教材」
それが過去問です。
試験対策として一番有効なのは、単語を暗記することでも、問題集を解くことでもありません。
「過去問を解くこと」なのです。