金利上昇は銀行の業績にダイレクトに響く。そこで特集『金利で明暗! 銀行絶望格差』(全16回)の#10では、統計専門調査会社の協力の下、業績が年収に連動することを前提として、主要22行の3年後の年収を大胆予想した。果たして銀行各行の年収は上がるのか。(ダイヤモンド編集部副編集長 片田江康男)
金利上昇で業績向上に期待!
銀行員の年収は上がるのか?
日本銀行がYCC(イールドカーブ・コントロール、長短金利操作)を柔軟化した2023年7月末、銀行各行の株価は軒並み上昇した。
さらにマイナス金利が解除されれば、一段高も想定される。本格的な金利上昇が始まり、銀行の本業である預貸ビジネスの収益力が向上するという、市場の期待が表れている格好だ。
実際、多くの地方銀行は金利上昇による業績アップを見込む。となれば、銀行員の年収にも影響を与えるのではないか。
そこでダイヤモンド編集部では、業績連動を前提に、3年後の平均年収を予測した。果たして、銀行各行の年収は上がるのか。次ページで試算した22行の予測年数を一挙公開する。