正解は 2
解説 ①時価総額300億円を上限の目安にする小型株集中投資としては、時価総額286億円というのは少し大きな部類に入りますが、まだ投資していい水準ではあります。
時価総額1000億円を超えたくらいで利益確定することを前提にすると、株価上昇を狙えても、現在の水準から3倍程度が目安となります。
②株価が急騰したので、このタイミングで購入するのは、急落リスクも高いように感じて、様子見しようと思うかもしれません。
しかし、業績が中長期的にしっかりと伸びている会社であれば、グズグズしていた株価がポンと跳ねた、この形のチャートは絶好の買いタイミングになります。この時点で、モリトは通期ベースで3期連続増収増益です。
株価急騰の原因を調べる
③出来高の急増とともに、株価が急騰。このタイミング(2023年1月16・17日)でなにがあったのかは、必ず調べるようにしましょう。
実際に調べてみると、1月16日(月)はストップ高となり、東証プライムの株価上昇率トップでした。
きっかけは、1月13日(金)の取引終了後、2023年11月期通期の連結業績予想を発表したこと。
営業利益の見通しを前期比8.6%増の23億円、年間配当計画を前期比22円増配の54円としたことから、ストップ高につながりました。
買い気配から見る
株価変動リスク
④株価955円と、単元株が約10万円(=最低購入価格)です。
板の「買気配(指値の買い注文)」を見ると、上から順に400株、900株、1200株、1500株。金額換算すると、約40万円、約90万円、約120万円、約150万円となります。
現時点では100万円(10単元)の買い注文を出しても、その注文によって株価が大きく変動してしまうリスクは低いと考えられます。
ポイント 株価が急上昇したからといって、すべてに急落するリスクがあるとは限らない
※本稿は『10万円から始める! 小型株集中投資で1億円 【1問1答】株ドリル』(ダイヤモンド社)から一部を抜粋・編集したものです。