「億り人」グラドル杉原杏璃が明かす、街中で“有望株”を見つける簡単な方法とは?写真はイメージです Photo:PIXTA

23歳のときに30万円で株を始め、今では資産1億円を超えて実業家としても活躍するタレントの杉原杏璃氏。投資について右も左もわからない素人だった彼女が、株で成功できた秘訣とは。本稿は、杉原杏璃『株は夢をかなえる道具 女子のための株式投資入門』(祥伝社)の一部を抜粋・編集したものです。

成功に近づく
株の見極め方

 株を始めたら、街の風景が変わって見えるようになります。今までとは違う見方が自然と身についてきて、投資家の目線で見られるようになります。

 たとえば、街を歩いていて空き地を見つけても、昔の私なら通り過ぎていました。株を始めてからは、そこに立ててある看板を必ずチェックします。

 もしそこに建つのが新たなヒルズだと知ったら、そこからいろんなことを想像してみます。

 ヒルズができる→請け負っている建設会社の業績が上がる→買いかも!?

 ここで建設会社の株を買ってもいいと思いますが、同じように考えて買う人が大勢いるだろうな、と私なら先を読みます。

 そこで、そこにできたヒルズを想像して、人々が買い物したり、食事したりする様子を思い浮かべます。

 ヒルズができる→そこに出店する会社の業績が上がる→買いかも!?

 ファッションブランド、化粧品のブランド、レストラン。今までのヒルズに入っているお店の傾向を調べたら、だいたいどういうブランドが選ばれるのか、予測をつけられます。

「ヒルズには三つ星のレストランが入っているから、ジョエル・ロブションになるかな。ロブションは六本木ヒルズや渋谷のヒカリエにも入ってるから、ここにもできるかも。ロブションって上場してるのかな」と考えて、お店のホームページを調べてみるのです。

 ちなみに、ジョエル・ロブションを運営しているのは株式会社フォーシーズで、ピザーラを創業した会社です。非上場なので株は買えませんが、そういう情報を知ると、それだけで「へえ」という発見があるのでワクワクしてきます。

 さらに、今は銀座に行くと資生堂のショップが新しくなっていて、中国人観光客が大勢買いに来ています。今は日本人より中国人のほうが資生堂を好きなようですね。その様子を見て、「新しいヒルズにも資生堂が入るかもしれない。資生堂の株を買っておこうかな」と考えたりもします。

 このように、新しいヒルズができるという情報から、あれこれ想像するのが面白いのです。

 今まで自分とはまったく関係ないと思っていた風景が、急に意味を持ち始めるのです。

 新しい商品を見ても、「いいアイデアだな、どこの会社がつくったんだろう」「この商品が売れたら、この会社の業績はよくなるんだろうな」などと想像を巡らせます。

マイルール 新しい情報に出会ったら、関連会社を連想する