元消防士が株式投資で築いた資産は、なんと8億円! 三重県在住の専業投資家・かんち。49歳で早期退職してからというもの、生活費のすべてを株の配当金でまかなっている。その配当金の総額は、なんと年間2000万円超え。高配当株と株主優待株を組み合わせた「買ったらほとんど売らない」という手間のかからない“ほったらかし投資術”は、初心者の新NISAにも参考になる。「その投資術を知りたい!」と、長年著作の刊行を期待されていたものの、すべて断ってきた投資歴40年のベテランが、初めて著した話題の書『ほったらかしで年間2000万円入ってくる 超★高配当株 投資入門』(ダイヤモンド社)より一部を抜粋・編集したものをお送りする。
消防署のリアル
私が勤務していた消防署の管轄エリアはそう広くはなかったですし、もとより火事なんてそうそう起こるわけではありません。
消防車よりも救急車の出動回数のほうが圧倒的に多く、1日の出動回数は日によりますが15~20回程度だったでしょうか。
やはり高齢者への救急出動が多いのですが、昔気質の高齢者は我慢強く、「これくらいで救急車なんて呼べない」と考えておられる方も多かったようですね。
一方で、救急車を呼ぶ人のなかには“常連さん”も多く、「飲みすぎてちょっと調子が悪くなった」というくらいで通報してくるケースさえありました。
休日の“鉄板の過ごし方”
若いころ、休日はもっぱら“パチンコ通い”をしていました。
私が通っていたパチンコ屋は、「どんなお客さんにも楽しんでもらいたい」という思いから、台を一斉に調整する日があったんです。
一部の台だけ調整すると、どうしても常連が有利になりますからね。
パチンコ屋の
“釘が緩められる日”
パチンコ台の盤面には、たくさんの釘が打ちつけられています。店側がお客に儲けて欲しいという日は、釘が緩められるんです。
それがわかっているから、ちょっと打ってみて「今日は出る」と思えば妻に「今日は閉店までいるよ」と電話し、「今日は出ない」と思えばすぐ帰る、といった具合でした。
1円も打たず、雰囲気だけ味わって帰るときもありました。
パチンコでほぼ確実に
3万円稼いだ方法
長いときには、開店から閉店まで、12時間座りっぱなしでパチンコを打っていました。しんどかったですよ。それでも打ち続けたのには、理由がありました。
“必勝法”を見つけたのです。ただし、そのやり方はひどく時間のかかる“退屈な手法”でもありました。
パチンコは通常、面の左側を狙って球を打ち出します。これを「左打ち」といいますが、昔のパチンコ台では、ひたすら右打ちして玉を貯めてから戻すことで、ルーレットをすべてそろえることができる機種がありました(いまは、もうないですけどね)。