正解は3

解説 ①時価総額113億円は小型株集中投資には魅力的なサイズ感なので、投資対象にして問題ありません。

また株価チャートも上昇トレンドが継続中で、こちらも問題ないでしょう。

②株価チャートをみると、12月中旬に一度大きく株価を下げています。このときに、なにがあったのかは、必ず調べるようにしましょう。

すぐに株価を上げているので、おそらく一時的な要因と予想できますが、「なにが起きたら、この会社の株価は下がるのか?」を把握しておくことは、今後の投資にも役立ちます。

さらにいうと、一度株価を下げたあとの出来高急増をともなう株価急騰の要因もしっかりと調べましょう。

株価急落・急騰の
要因を押さえておく

株価急落について、「クリアル(会社名)」「2022年12月(年月)」「株価急落(事象)」のキーワードでネット検索をしてみると、「不動産ファンドオンラインマーケットの『CREAL』がiOS アプリをリリース」というニュースがみつかりました。

通常、新しいサービスをリリースすると株価が反発するケースが多いのですが、このときは逆に大きく反落しています。

また、そのあとの株価急騰も調べてみると、「2023年3月期の連結業績予想について、営業利益を3億3000万円から4億8000万円(前期比53.4%増)へ、純利益を2億円から2億7000万円(同57.0%増)へ上方修正」というニュースがみつかりました。

この業績の大幅な上方修正が、出来高急増をともなう株価急騰の要因であることがわかります。

少額投資に向いている
小型株とは?

③株価2218円ということは、最低単元100株での投資額は約22万円です。板をみるとかなり薄く、仮に1000株(約220万円)投資したとすると、自分の売買で株価が動いてしまうリスクがあります。

こうした時価総額が小さく、極端に板の薄い小型株は、少額投資に向いているといえます。

一方、業務提携や決算が発表されたあとは、出来高増加とともに、板の流動性が一気に変化することもあります。そういうときは、多少大きな金額でも、価格変動を気にせず売買できるようになります。

指値注文と成行注文の
賢い使い分け

④株価の上昇トレンドが続いているのはいいのですが、現在の株価が最高値地点に近いことが懸念されます。

もう少し値下がりしたら買いたいと思ったら、希望する売買価格を指定する「指値注文」を入れておくといいでしょう。

ただ、本当に将来性のある有望株だと思ったら、同じように「値下がりしたら買いたい」と思う投資家がたくさんいるため、なかなか下がらないこともあります。

そうなると「いまの株価で買うチャンスを逃す」ということにもなりかねませんから、思い切って値段を指定せず、現在の株価で発注する「成行注文」をしたほうがいいこともあります。

【新NISAにも役立つ】小型株集中投資の達人が教える…「少額投資」に向いている銘柄の「1つの特徴」

ポイント ニュースや決算の発表で板の流動性は大きく変化することがある

※本稿は『10万円から始める! 小型株集中投資で1億円 【1問1答】株ドリル』(ダイヤモンド社)から一部を抜粋・編集したものです。