最低限必要な広さ以上
あったほうがいい

理想的な家の広さに関しては、人によって意見が分かれるところです。使わない部屋があっても無駄だし、掃除の手間もかかるから、必要最低限の広さでいいという考えもあるでしょう。

ただ、「大は小を兼ねる」という言葉があるように、私は最低限必要だと思う広さ以上があったほうがいいと実体験から考えています。

以前私が住んでいたマンションは3LDK でしたが、夫婦2人と息子3人の計5人で暮らすには、少々手狭に感じました。フリーランスになってから自宅で仕事をするようになり、書斎が必要になったという事情もあり、転居を考えるようになりました。

戸建てへ転居で
充分なワークスペース

戸建て住宅に引っ越した今は、部屋数が増えて2階建てになったので、以前よりはるかに仕事をしやすくなっています。

家族が1階で過ごしている間に2階でオンライン取材や執筆などができますし、YouTubeの撮影を続けられているのも、十分なスペースがあるからです。

それまでは子どもが夏休みなどに入ると、カフェを渡り歩いて仕事をしていましたが、今はそんな必要もありません。

資産になる
投資の側面

もちろん、住居の選択は個人のライフスタイルにもよりますが、共通するのは、ストレスのない住環境が大事ということです。

家にいることがストレスになれば、仕事で成果を生み出し、安定した生活の糧を得ることすら困難になるでしょう。

また、持ち家は資産にもなりますから、投資の側面もあります。倹約するあまり住居費をケチるのではなく、住まいに求める価値を考えて選択するのが得策です。

※本稿は、『元国税専門官がこっそり教える あなたの隣の億万長者』(ダイヤモンド社)より一部を抜粋・編集したものです。