体幹トレーニング
成功のカギは腹式呼吸にあり

○お腹を動かす深呼吸で体の奥から鍛えよう!

 体幹トレーニングでは「ドローイン」と呼ばれる呼吸法がとても大事な役割を果たします。やり方はとてもシンプル。お腹をふくらませ深く息を吸い込み、お腹を凹ませるようにしてすべての空気を吐ききる、これだけです。

 この呼吸が横隔膜や骨盤底筋群など、腹圧に関わるインナーマッスルに刺激を与えるため、体幹部を効果的に強化できます。アウターマッスルとの連動性も高まるため、動かせる筋肉が増えて、基礎代謝が高まります。その結果、脂肪が燃焼しやすくなり、体幹が鍛えられると同時に、見た目も変化していくのです

 腹圧が高まると、ぽっこりお腹が解消され、腸をはじめとした内臓の動きが活性化されます。自律神経のバランスが整い、睡眠の質も向上。疲れにくい体ができ上がります。

 また、腹式呼吸にはイライラしたり緊張したりしたときに気持ちを落ち着かせる効果もあります。マイナス感情に陥っているとき、私たちは浅い呼吸になりがちです。そんなとき、ドローインを意識した深い呼吸で、新鮮な空気を取り込めば、気持ちが落ち着いてきます。血流も改善され、免疫効果が高まり、感染予防にも力を発揮してくれます。