
元国税局職員であり、現役ファイナンシャルプランナー&お笑い芸人のさんきゅう倉田さんが、「35歳までに知っておきたいお金の話」をする連載第3回。今回は、ついやってしまいがちな浪費の防ぎ方を伝授します。(お笑い芸人・FP さんきゅう倉田)
買う前より「買った後」の方が
財布のひもが緩みやすい
ネットで買い物をしたあとに、「この商品を買った人はこんな商品も買っています」というメッセージが表示されたことはありませんか。「もともとそんなつもりはなかったのに、つい買ってしまった……!」という人も多いのではないでしょうか。
テンション・リダクション効果といって、ヒトは買う前より買った後の方が、財布のひもが緩みやすくなるのです。
そのような消費者の心理を事業者側は理解しています。なので、あのようなメッセージを表示し、購入を促すというわけです。
この効果を知ったとき、ぼくはみやげ物屋を物色する自分の姿を想起しました。