情報収集はテレビから

 お客さまの興味がある話題に対応できるように、日頃から準備しておくことも必要です。私が情報収集に役立てているのが、テレビです。

 最近の若い人たちはテレビを見ることが少なくなり、YouTubeやSNSなどで情報に触れることが多いようです。しかし、それだけでは、自分の好きなことだけに情報が偏ってしまいます。自分が興味のないことや知らないことが話題になると、話についていけなかったり、質問に答えられなかったりもするのではないでしょうか。それではコミュニケーション能力を高めるのが難しくなり、とてももったいないと感じています。

 その点、テレビは自分が興味のあるなしにかかわらず、幅広いジャンルの情報を提供してくれます。思いがけず「へえ、そんなことがあるんだ」「こんなことが今、流行っているんだな」という知識が得られるものです。

 私は、朝起きたら、まずはテレビのニュースをつけて、出かける準備をします。夜は20時くらいに帰宅し、見る、見ないにかかわらずテレビをつけっぱなしにします。食事をしながら、スマホでお客さまとやり取りをしながら、バラエティ、ドラマ、ニュースなど、さまざまな情報を横目で追いかけているのです。

 年齢が高めのお客さまとの会話では、NHKの朝ドラや大河ドラマの話題は王道です。私のお客さまには芸能人の方も多いので、その方たちの出演する番組をチェックして、次に会ったときに感想などを伝えるようにもしています。

 最近のテレビは元気がないと言われていますが、こうしてあらためて考えてみると、広い情報を提供してくれる便利な存在です。

 他にも情報収集の手段としては、FacebookやInstagramを活用しています。Facebook経由でお客さまを紹介してもらうこともあるからです。Facebookのプロフィールや最近の投稿をひと通りチェックして、普段の仕事や生活ぶり、好きなことや興味のあることを押さえておけば、初対面のときの会話も盛り上がりやすくなります。