割引になる時間内に、
対象となる入口・出口を通過する必要がある

 では実際に、どのような走行が対象となり、どのような形で実質的な割引が行われるのか、見ていきましょう。

 平日朝夕割引の対象となる日時は、平日(月曜日から金曜日、祝日のぞく)の6時~9時、17時~20時の走行で、この時間帯に高速道路上を走行していること(入口料金所または出口料金所を6時~9時または17時~20時の間に通過すること、本線料金所が設置されている高速道路については本線料金所を通過すること、本四高速の場合は例外あり)が条件となります。

 割引の対象となるのは、朝夕それぞれの時間帯の「最初の1回目」の走行のみで、2回目以降には割引の適用はなく、割引適用の可否や割引率計算のベースとなる利用回数にもカウントされません。

割引の対象走行と対象外走行の例(午前中の場合)平日朝夕割引では、走行時間の判定を入口または出口料金所(本線料金所が設置されている高速道路では本線料金所)の通過時刻で判定する。大都市近郊区間と地方部の高速道路の連続利用も適用対象となる 出典:NEXCO東日本 拡大画像表示

 対象となる道路はNEXCO各社の地方部の高速道路および宮城県道路公社の仙台松島道路、本四高速です。地方部の高速道路とそれ以外(大都市近郊区間)の高速道路を通しで走行する場合、割引の対象は地方部の走行のみとなりますが、時刻の判定については、大都市近郊区間の料金所の通過時刻も用いられます。

 適用となるのは最大100kmまでの走行で、走行距離が100kmを超えるときは、そのうち100km分に割引が適用されます。