お金持ちの家に生まれ育ち、大学を卒業して間もなく結婚。3人の子どもを授かるも離婚した。実家に出戻ったものの、父親の会社が倒産し、49歳で住む家を失ったついには預金通帳の残高がほぼ0円に……それまでとはうって変わって赤貧生活に陥り、裸一貫で整体院で働くようになった。自分の力で人生を切り拓いてきたとき、今度は末期寸前のがんを患うことに。そんな波乱の人生を乗り越えて「今がいちばん幸せ!」と断言する『71歳、団地住まい 毎朝、起きるのが楽しい「ひとり暮らし」』(ダイヤモンド社)の著者が、毎朝起きるの楽しくなるライフスタイルを【人間関係】【食事】【睡眠】【健康】【メンタル】【ファッション】【インテリア】【パソコン】とテーマごとに紹介する。
※本稿は『71歳、団地住まい 毎朝、起きるのが楽しい「ひとり暮らし」』(ダイヤモンド社)より一部を抜粋・編集したものです。

【極上の老い方】安価な洋服でもオシャレに着こなし…ひと手間かけるだけでグググッと見違える簡単アレンジ術Photo: Adobe Stock

既製服をオリジナルにアレンジ

私は、既製服を買ってそのまま着るのではなく、いろいろとアレンジしています。

たとえば、編み地と色が好みだったざっくりニット。ただし、私にはネックラインがつまりすぎていました(写真右)。

【極上の老い方】安価な洋服でもオシャレに着こなし…ひと手間かけるだけでグググッと見違える簡単アレンジ術ネックラインがつまったデザインのレース編み風ニット【右】をざっくり切り、襟ぐりを処理して自分流にアレンジ【左】しています(写真:川瀬典子)
※『71歳、団地住まい 毎朝、起きるのが楽しい「ひとり暮らし」』(ダイヤモンド社)P218より

そこで、ネックラインをざっくりと切り、襟ぐりの処理をして、私好みにリメイクしました(写真左)。

ワイドパンツがベアトップに大変身!

スムース素材のワイドパンツは、身長158cmとあまり背が高くない私には長袴(ながばかま)のようになる長さでした(写真右)。

【極上の老い方】安価な洋服でもオシャレに着こなし…ひと手間かけるだけでグググッと見違える簡単アレンジ術ワイドパンツ【右】がベアトップ【左】に大変身! スムース素材のワイドパンツをベアトップの部屋着として着ています(写真:川瀬典子)
※『71歳、団地住まい 毎朝、起きるのが楽しい「ひとり暮らし」』(ダイヤモンド社)P219より

そこでパンツの股下の縫い糸をほどき、左右の内またの部分を途中まで縫い合わせ、前後にスリットの入ったスカート状にしました。

長すぎるくらい長かったので、ウエスト部分を胸まで持ってくるように着てみたら、素敵なホームウエアになりました。

片端は袖、もう片端は首に巻く!?

スコットランドの伝統的なデザイン、タータンチェック(格子柄)のダブル使いが私は大好きです(写真参照)。

【極上の老い方】安価な洋服でもオシャレに着こなし…ひと手間かけるだけでグググッと見違える簡単アレンジ術片端は袖、もう片端は首に巻いてマフラーにします(写真:川瀬典子)
※『71歳、団地住まい 毎朝、起きるのが楽しい「ひとり暮らし」』(ダイヤモンド社)P220より

そこで思いついたのがこれ。タータンチェックの布を「袖+マフラー」の形になるように切って縫いました。

2種類の柄でつくって、それぞれを左右の腕につけ、マフラー部分を首に巻いたら、世界で唯一のダブルタータン使いが実現できました。

【極上の老い方】安価な洋服でもオシャレに着こなし…ひと手間かけるだけでグググッと見違える簡単アレンジ術1000円程度のポリエステルオーガンジーの生地を買って自作したボレロ。夏場のちょっとした冷房対策にも役立ちます(写真:川瀬典子)
※『71歳、団地住まい 毎朝、起きるのが楽しい「ひとり暮らし」』(ダイヤモンド社)P221より

※本稿は『71歳、団地住まい 毎朝、起きるのが楽しい「ひとり暮らし」』(ダイヤモンド社)より一部を抜粋・編集したものです。