【その3】箇条書きメモは必ず「ノート化」する
加えて、満遍なくメモをとるようにしたほうが、相手が考えていないこと、つまり相手の「バカの壁」にも気づける可能性が出てくる。
いわゆる質問力がある人というのは、相手の思考の穴に気づき、そこに質問を投げかけることで、相手の発想を広げることができる人のことを言うのである。
ただし、メモをは箇条書きのままに放置せず、あとで「接続詞を使った文章」としてまとめ直す習慣をつけよう。
このときは手書きでなくてもいい。PCのワープロソフトなどでまとめたほうが、あとで便利なこともあるだろう。
聞いた情報をそのままメモしただけでは、生の素材のまま情報を飲み込んだ状態に等しい。箇条書きだから知識間のつながりがはっきりしていないし、矢印や図形も使われていて、言葉ではなくイメージでとらえている部分も多い。
このままでは創造的なアイデアが生まれない。だからこそこれを「知恵」のかたちに深めていく必要がある。
接続詞を使いながらこれをひとまとまりの文章に落とし込むことで、まさにその知識の成り立ちについて、もう一度「WHY?」と問う機会をつくるのである。