驚異の乗り心地を実現し、さらには東京-新潟間を充電なしで余裕で往復できるというメルセデス・ベンツのEV(電気自動車)「EQS」。さすがはSクラスのEV版、といったところだが、不肖フェルはまだどうしてもEVを信じ切れないところがある。以前、雪道を走り、宿で一泊しただけで、とんでもなくバッテリーが減っていた経験があるのだ。EQSは冬の寒冷地でも本格的に使えるのか。担当者の答えは予想外、「カラダを張った」ものだった。(コラムニスト フェルディナント・ヤマグチ)
ガーラ湯沢のスパルタンレースに出場。暑かった……
みなさまごきげんよう。
フェルディナント・ヤマグチでございます。
今週も明るく楽しくヨタ話からまいりましょう。
3連休の初日は、新潟は湯沢町ガーラ湯沢スキー場で開催された「Spartan NIIGATA」に出場してまいりました。
いつもならゴール地点に寝転がって“死んだ”写真を撮るところなのですが、今回はとてもそんな余裕がありませんでした。帰りがけにスポンサーであるDefenderを1枚撮るのがやっと。それほどつらいレースでありました。
季節外れの高い気温で、シャツが絞れるほど大量の汗をかきました。給水所は豊富にあるので、水は好きなだけ飲めるのですが、汗で失われた塩分は自分で補給しなければいけません。顆粒(かりゅう)のアミノ酸は何本か携行していましたが、あいにく塩タブレットは持っていない。おかげで足がつりまくりでした。この辺はもう少し研究しなければいけません。
ともあれ、爺さんの部で何とか3位に滑り込んだので、今年もアブダビで開催される世界選手権に行ってきます!
長野・松代の巨大戦争遺跡に行ってきました
で、連休後半の日~月は、バイク仲間の赤池くんと長野の方へツーリング。
今回のツアーのトピックは、何といってもこちらでしょう。
長野市松代(まつしろ)町にある松代大本営地下壕(ごう)は、第二次世界大戦末期に秘密裏に造られた、総延長10キロメートルにも及ぶ巨大地下壕です。大本営、重要政府機関、さらには皇居までこちらに移転する計画だったのだとか。松代の3つの山に碁盤の目のように掘られた地下坑道で、そのうちの一部(松代象山地下壕)が一般公開されています。
貴重な戦争遺跡です。無料で見学できます。長野に行く機会のある方は、足を伸ばしてぜひ。
それでは本編へとまいりましょう。
メルセデスの最上位電気自動車「EQS」のインポーターインタビュー、後編です。