70歳を迎えた3人の雄姿を見て
活力をいただこうじゃないか!

 さて、アルフィー50周年コンサートは、原点の3曲の後、セレモニーを経て「悲しみが消える時」(1989)、「友よ人生を語る前に」(2020)などに続いて有名なヒット曲「星空のディスタンス」(1984)で最高潮に達したという。

 アルフィーがリスペクトしてやまないガロ3人のうち2人は故人となってしまったが、大野真澄は健在で演奏も続けている。彼が選曲し、リマスタリング(サウンド調整)したアルバム「ガロ シングルズ&オリジンズ」(ソニーミュージック)が今年5月に発売された。22曲も収録され、アルフィーに継承された3声コーラスや演奏技術を聴くことができる。音もずいぶん良くなった。なお、ライナーノートを大野とアルフィーの高見沢が書いている。

 また、11月3日午後7時から、BS-TBSで「THE ALFEE 50周年特番(仮称)」が放送されるそうだ。東京・白金の明治学院大学キャンパスでのインタビューや過去の映像など、興味深い内容が予告されている。大学生のままで70歳を迎えた3人の雄姿を見て、コーラスを聴き、活力をいただこうじゃないか!

アルフィーコンサート。(左から)桜井賢、坂崎幸之助、高見沢俊彦=1988年8月14日、横浜・本牧埠頭アルフィーコンサート。(左から)桜井賢、坂崎幸之助、高見沢俊彦=1988年8月14日、横浜・本牧埠頭 Photo:SANKEI
27年目のデビュー記念日に、20年連続の夏のコンサートで熱唱するロックバンド「THE ALFEE(ジ・アルフィー)」の(左から)桜井賢、坂崎幸之助、高見沢俊彦=2001年8月25日、さいたまスーパーアリーナ27年目のデビュー記念日に、20年連続の夏のコンサートで熱唱するロックバンド「THE ALFEE(ジ・アルフィー)」の(左から)桜井賢、坂崎幸之助、高見沢俊彦=2001年8月25日、さいたまスーパーアリーナ Photo:SANKEI