最近、四季が曖昧になり季節感が失われつつある……そんな日常に、改めて季節感を取り戻すことができる書籍『季節の兆しカレンダー』。草花や鳥、虫、空模様、行き交う人が着ているものや、ことば、家のなかに現れる「季節の兆し」を、二十四節気・七十二候に沿って紹介しています。なかには「運がよくなってきているサイン」や、季節ごとに行うといい開運法も多数紹介しています。今回は、Drコパさんに追加で伺った開運法を紹介します。
秋土用にしないほうがいいこと
10月20日から11月6日までの18日間は秋の土用といわれ、季節の代わりめであり、風水では太陽と大地のパワーバランスが崩れやすい時期と考えます。土用には春、夏、秋、冬と年に4回ありますが、とくに秋の土用には夏の疲れが出やすいので養生が大切です。
冬を迎える前の養生の期間と捉え、健康に気をつけることですが、一方でこの時期は来年の夢や目標を形にするために動き始めるときであり、来年に向けての準備をしなければいけません。新たな夢や目標達成のために必要だと思うことあれば、早めに行動しましょう。
ただし新しいことを始めたり、遠くへ移動するときにはいつも以上に注意が必要です。
健康面に不安がある方はとくに無理は禁物。家でのんびり過ごし、英気を養いましょう。
出かけることのほかにも避けたいことがもうひとつあります。
それは、ガーデニングや庭の手入れなどの土いじり、また引越しや家づくりをはじめることです。
土用の期間というのは、土の気が盛かんになって、体調を崩しやすいとされるからです。土に触れないことがいちばんいいですが、もしどうしても触らなればならない場合は、その部分の土に粗塩や日本酒をかければ浄化することがきます。
健康であることは、すべての開運の基本です。
ほかの運がどんなによくても、健康でなければ、そのほかの運の良さを享受することはできませんから、休むことも開運法だと思って、体調管理に気をつけましょう。
『季節の兆しのカレンダー』では、季節感を日々の生活のなかに取り戻すために知っておきたいことを500個以上も紹介しています。季節感は、意識しなければどんどん日常から失われていってしまいますが、草花や鳥の声、空模様に目を向け、昔から季節と運気の変わり目とされる二十四節気・七十二候、節句などに開運行動をすることで、暮らしは物心ともに豊かになります。季節の兆しのなかに隠れている「幸運があなたに訪れているサイン」は他にもあります。ぜひ、探してみてくださいね。