古い学習机の片づけは
どうやって進める?

子ども部屋をたたむ片づけの鉄則(1)
「家具は中身より外側から先に処分する」

 子ども部屋をたたむ片づけを成功させるには、3つの鉄則があります。1つ目は「家具は中身より外側から先に処分する」。つまり、大きいモノから片づけていくことです。「今日は、この机を処分する」となどと最初に決めてから片づけを始めます。

 例えば、こちらの古い学習机の片づけの場合、たくさんモノが入っていたのでこんなふうに進めていくことにしました。

①上置きの本棚を外して処分
②キャビネットを外して処分
③机本体を処分

【写真解説】実家が荒れる元凶「放置された子ども部屋」をどう片づける?迷走しない3つの鉄則モノであふれている古い学習机 Photo by sea

① の「上置きの本棚を外して処分」が終わった後の様子がこちらです。

【写真解説】実家が荒れる元凶「放置された子ども部屋」をどう片づける?迷走しない3つの鉄則上置きの本棚を外した状態 Photo by sea

  一段階進めただけで圧迫感が軽減され、眺めが変わったのがお分かりいただけると思います。

 家具から処分していくアプローチは、学習机のほかテレビ台、衣類チェスト、本棚、ラックなどでもできそうですね。家具の中身を空にしたうえで必要な場所に移動して親のために使う方法もあります。

子ども部屋をたたむ片づけの鉄則(2)
「“古いだけのモノ”を“思い出”と切り分ける」

 さて、家具を処分したとて、まだ大量の私物が残っていますね。これらはまず「古いだけのモノ」を「思い出」と切り分け、できるだけ処分しましょう。それが、子ども部屋の片づけを成功させるための鉄則2つ目です。

 家具から出したモノをカテゴリー別に分けていきます。まとまりができてくると、以下のように「これは古いだけのモノだ」と、よりはっきり感じられるようになります。

・文具→買って替えが効く
・各種教材→情報として古い
・頂き物の雑貨→もう、しがらみも消えた
・年賀状、名刺→今更見ることもない
・大盤のボードゲーム、おもちゃ→保存が手間
・スポーツ用品→保存が手間、劣化している
・各種コード→何の用途か判断もできない

 まとまっていると、ゴミに出すときの分別も楽ですね。

 なお、ゴミはできるだけ処分するところまでみなさんがやり切ってください。親がゴミ袋の中から「もったいない」と処分品を引っ張り出してしまうこともありますし、ゴミ出しを頼まれても親としては体力的にキツく、いつまでも部屋に放置されてしまうケースもあります。

 家具処分の場合も、粗大ゴミ処分の申し込みと処理券の購入、家具の搬出計画までやり切る必要があります。

・車に積んで処理場に持ち込む
・持ち帰って自宅で粗大ゴミに出す
・搬出日に再訪して朝イチに搬出する

 忙しい日々において悩ましいところですが、一番良い方法を検討しましょう。