Chatworkはグループ、あるいは個人単位で外部からは見えない小部屋で会話する仕組みですが、Slackは別の会議室で会話が行われている様子が外からも見える仕組みになっています。自分に関係のないやり取りは細かく見ることはないものの、他のスタッフと私がやり取りしているなど、自分以外の人が動いているのが見えることで、孤立感を防ぎ、辞めにくくなる状況を狙っています。
3 マニュアル整備を依頼する
また、マニュアルは整備することも大事です。
最初はこちらで用意するのですが、実際にやってみるとマニュアル通りにいかないところや、もっと効率のよいやり方、情報のアップデートなどがあるものです。そのマニュアルの更新もスタッフの方々に一緒にやってもらいましょう。
そうすることで、いずれ新しい人を雇ったときにもその人に引継ぎをお願いできたり、スタッフ教育まで任せられるように なっていきます。
仕事や責任が増えたら報酬アップも検討し、こちらも長く働き続けてもらう努力をしましょう。
「ひとりメーカー」でのAIツールの活かし方とは
もう一つ、AIの活用についてもお伝えしておきましょう。
じつは、ひとりメーカーとAIツールの相性はかなりよく、AIツールを使いこなせば、スタッフ2、3人を雇用したのと同じくらいの働きをしてくれます。
さすがにそれは大げさかもしれませんが、場合によっては、もはや人ができることの範疇を超えているとさえ思います。
SEOライティングや翻訳などテキストの分野のみならず、ロゴデザインや画像処理、アイデア出しや情報収集もAIならお手の物です。
何かと孤独になりがちなひとりメーカーですが(好んでそういう環境に身を置いているとはいえ)、たまには雑談したいときもあるじゃないですか。経営相談や、ちょっと人生相談したいときも…。
実はChatGPTはそういうお悩みにも対応してくれますし、かなり納得のいく答えが返ってきます。考えても見れば、世界中の経営論や心理学の本や論文を学習しているのですから当然かもしれません。
AIは頼れるブレーンであり、よき相棒なので、ぜひ使いこなせるようになってください。
それでは具体的に「ひとりメーカー」ではAIツールをどのように活かせればいいか見ていきましょう。